屋外で周囲を照らすアイテムとして重宝するランタンには、電池式や電源式、あるいはガス式やオイル式などがある。キャンプなどアウトドア活動にかかせないが、ある程度のかさがあり、その上、燃料を携行する必要があるなどかさばりがちだ。
しかし、そうしたこれまでの常識を打ち破るランタンが登場した。アウトドアに必須の定番アイテムとして広がっていく可能性を多分に秘めているだけでなく、インテリアへの応用ができ、さらに防災アイテムとしても活躍しそうなスーパーランタンである。
株式会社グリーンハウスから発売された防水LEDソーラーランタン「GH-LED10SLAシリーズ」がそれだ。カラーはクリア(透明)とホワイトの2種類。ちょうど、ビーチボールの中にLEDライトを備えたような形状になっている。
防水規格「IPX6」に対応していて、これは9段階ある保護等級のうち上から3番目に相当する。具体的には、「あらゆる方向からの強い墳流水による有害な影響がない」とされているもので、強い雨の中での使用に耐え得るものだ。
本体は折り畳みが可能で、折り畳んだ際の大きさは約10cm四方で厚さ3.5mm。携帯や収納に便利な超コンパクトサイズで、使用する際は空気を吹き込んで膨らませる。まさしくビーチボールの要領だ。
白眉は搭載されているソーラーパネルで、光源を得るための燃料を用意する必要がなくなるのだ。明るさは弱と強の2段階で、電力を節約しながら使いたい場合は弱を選択しよう。弱なら、晴天時に1時間の充電で、5時間半連続で点灯させることができる。
「折り畳み式」と「ソーラー充電」という2つのメリットを備えた「GH-LED10SLAシリーズ」が、極めて優秀な携行性を備えていることがお分かりいただけたと思う。従来型のランタンに比べて、持ち運びの手間がグッと軽減するであろうことはいうまでもない。荷物がかさばりがちなアウトドアイベントにおいて、非常に嬉しい存在だ。
ビニールを通して辺りを照らすLEDの明るく柔らかい光は、アウトドアだけに限らず、例えば、リラクゼーションタイムやパーティーシーンなどといった室内で使用する際においても、雰囲気作りのアイテムとしてその力を申し分なく発揮するだろう。
また、使用時は本体を地面に置くだけでなく、面ファスナーが付いている取っ手をどこかに引っ掛けて、本体をぶら下げて使うこともできる。
ひとまず持っておけば楽しみ方は広がるし、何より非常災害時の備えとしても安心だ。購入しておいて決して損はしないだろう。