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年末年始の防犯・防火で覚えておきたい! ロック画面に表示される「緊急通報」とは?

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他人からスマホの中身を盗み見されないための予防策となる「PINコード」「パスコード」。コードが解除されていない、すなわち、ロック状態では一部の機能しか使えないが、その一つとして挙げられるのが「緊急通報」だ。

スマホの緊急通報は、ロック状態でも警察などの緊急用電話番号に通話できるものである。このような電話番号には「できればお世話になりたくない」ところだが、年末年始を迎えるこれからの時期、警察署や消防署が防犯・防火を呼び掛けるのを目にしたことがある方も多いのではないだろうか。この機会に、緊急通報について覚えておきたい。

それでは、万が一の事態が発生した場合、どのように利用すればよいのだろうか?

まず、スリープ状態のスマホを立ち上げ、ロック画面をご覧いただきたい。画面の下の方に、「緊急」「緊急通報」と表示されている。これを選択するとダイヤル画面が表示され、「110番」(警察)、「119番」(消防)、「118番」(海上保安庁)への発信が可能となる。あくまでも、緊急通報のためのダイヤル画面であるから、一般の固定電話・携帯電話への通話はできない。また、アメリカやカナダで緊急通報の番号となっている「911番」へも発信できる設定となっているが、当然のことながら日本国内からはつながらない。

日本でこうした機能が設けられているのは、「電気通信事業法 端末等設備規則」という法令で定められていることによる。同規則第28条の2には、「移動電話端末であって、通話の用に供するものは、緊急通報を発信する機能を備えなければならない」と規定している。緊急通報が必要となるときは心理的に切迫している状態だが、そんな場合でもスムーズに通話できるよう、このような機能が存在しているのだ。

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