専用アプリを立ち上げ、図鑑にある「見てみよう」のマークにスマホを近づけると……
動画がスタート!
シャモが闘鶏する様子が流れる
動物に植物、あるいは、乗り物など、多数のイラストや写真によって子供の好奇心を刺激する本といえば、図鑑。子を持つ人は、まさにそれを実感しているだろうし、自身の幼少期を思い返すと、図鑑を眺めるのが好きだったという人も多いかもしれない。
学研教育出版が発行する『学研の図鑑LIVE』シリーズは、そんな図鑑の長所を保ちながら、最新の技術を取り込んだものといえる。というのも、スマートフォンやタブレットを使い、図鑑と連動したCG・実写動画を見ることができるAR技術が盛り込まれているからだ。
同シリーズは、今年6月にシリーズ第1弾として『動物』『昆虫』『恐竜』の3冊を発行。その後、9月に『宇宙』、12月に『鳥』も発売し、来年4月には6冊目の『植物』も出版される予定だ。
百聞は一見に如かずで早速手に取ってみると、各図艦のページのところどころに、「見てみよう」というマークが記されている。これがARやCG・動画を閲覧できるページであることを示すもので、専用アプリをスマホ、タブレットにインストールして起動、そしてページにかざすと、動画がスタートする仕組み。
最新刊の『鳥』は、求愛や捕食など写真と文字だけでは分かりづらい鳥の習性を動画で視聴することができる。また、『恐竜』が発売された際には、「AR恐竜写真コンテスト」も実施された。AR技術を用いたCGの恐竜とユーザーとを一緒に撮影した写真を評価するコンテストで、ティラノサウルスを見つけたところの写真やトリケラトプスとともにカルタを楽しむ写真など、ユニークな画像が多数応募されたようだ。
最新技術を盛り込み、進化を続ける図鑑。子どもの知的探究心を刺激するために、活用されてみてはいかがだろうか。
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