私には写真のセンスがないから……とあきらめるなんてもったいない! フォトプロデューサー・市岡麻美先生に学ぶ、スマートフォンでかわいい写真を撮れるようになるスマホ写真テクを紹介します。
アングルとポーズを意識するだけで、見違えるほどのパーティー写真に
年度末や学年末に向けて、イベントが増え始めるこの季節。せっかくおしゃれしてお出掛けするのだから、楽しい時間もかわいく切りとりたい! そこで、恵比寿にある国産鶏のロティサリーチキン専門店「Salud Familia Ebisu(サルー ファミリア エビス)」の場所をお借りして、パーティーシーンで使える撮影テクを市岡先生に教わります。
店内にはテーブル席のほか、4名から16名まで利用できる全面人工芝のユニークな個室も。看板メニューのロティサリーチキンは、250度から300度のオーブンでじっくり焼き上げるため、余分な油がなくあっさりとした味わいです。しっかりとしたボリュームなのに、ヘルシーだなんて嬉しいですよね。デートからパーティーまで、用途に合わせて選べるコースプランも豊富。今回は女子会プランを注文して、プライベートな空間を楽しめる個室で撮影実践。乾杯から最後の集合写真まで、タイムライン式で市岡先生のお手本写真を一挙に解説します。
7:00pm:乾杯!
「乾杯ー!」と言った瞬間が最初のシャッターチャンス。全員の顔を写すのではなく、あえてドリンクを持った手だけ写すことで、パーティー感がぐっと伝わる写真になると思いませんか?
7:10pm:コースがスタート
テーブルがにぎやかになってきたら料理の写真を撮り始めるタイミングです。グラスやパンなども一緒に撮ることで、一品だけの寂しい写真になりません。写真を撮るからといって、わざわざテーブルをキレイにする必要はないのです。
7:30pm:ロティサリーチキン登場
料理のボリュームを伝えたいときは、目線を下げて見上げるように撮影しましょう。一緒に写る人は、恥ずかしがらずにオーバー気味に表情をつくるのがポイント。
7:35pm:メイン料理をいただきます
食べる直前の自然な表情もしっかりとらえましょう。カメラ目線でキメた写真もいいですが、ふいうちで撮ることでパーティーの雰囲気が伝わる写真に。少しフィルターをかけると、あたたかい雰囲気がぐっと増しますよ。
8:00pm:デザートタイム
ただ横に並ぶのではなく、近すぎる! と思ってしまうほど寄り添うのがポイント。寄り添って頭をくっつけるだけで、同じ写真でも全く違った印象に。
Before
After
8:15pm:セルフィー棒を使って撮影開始
セルフィー感をあまりだしたくない人は、棒を持っている手を写さないように撮影してみましょう。白いニットを着ている市岡先生がセルフィー棒を持っていますが、誰かに撮ってもらったような写真に仕上がっていますよね。ぎゅっと寄り添うことで自然な笑顔になるからオススメだと語る市岡先生の言う通り、不思議と笑みがこぼれます。
真上からのアングルで天井を見上げるように撮ると、少し変わったおもしろい写真に。大人数でも使える撮影テクなので、いろんなシーンでぜひ試してみて。
8:30pm:ソファを使って上級おしゃれ写真に挑戦
1人は正面を向いてソファの真ん中に、もう1人は真ん中の人に軽く背中を向けるように座ります。最後の人はソファにもたれかかるように床に座り、上下の動きをつけるのがポイント。ポーズに困ったときは片手にドリンク。ドリンクはパーティー感を増すための便利グッズにもなりますよ。
今回おじゃましたスポット
看板メニューのロティサリーチキンのほかにも、LAで流行っている半熟卵とマッシュポテトを瓶の中でかき混ぜてバケットにのせる「エッグスラット」や、ご飯にサラダとチキンをのせた上に、ヨーグルトとサルサソースをかけて食べるNYで人気の屋台メシ「チキンオーバーライス」など、国際色豊かなメニューが楽しめます。
http://www.saludfamilia.net/
Salud Familia Ebisu(サルー ファミリア エビス)
東京都渋谷区恵比寿4-23-9 恵比寿ブルーメ2F
営業時間:月曜 11時~15時
火〜金曜 11時~24時
土〜日曜・休日 12時~24時
電話:03-6721-6980
文:細川依里
市岡麻美
モデルの経験を生かし、「女性が楽しめるかわいい写真活動」をテーマに研究・活動。写真コラージュアプリ「papelook」や、10代女子向けフリーペーパー「I am ME」など、ガールズフォトを切り口にプロデュースを行っている。
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