iPhoneの音声認識アプリ「Siri」が登場したとき、「ITの技術はついにここまで進化したのか!」と感慨を覚えた方も少なくないだろう。実は、昨年リリースされた最新版OS「iOS8」で、Siriはさらなる進化を遂げた。あると便利な機能も搭載されているので、ぜひチェックしていただきたい。
「Hey Siri」と呼べば、起動する!
これまでSiriを起動させる方法といえば、ホームボタンを長押しするしかなかった。しかし、最新版では「呼びかけ」での起動が可能に。
方法は簡単だ。まず設定画面を開き、「一般」を選択。続いて「Siri」をタップすると「"Hey Siri"を許可」という項目が表れる。これをオンにすると、「Hey Siri」と呼びかけるだけで起動するのだ。また、「Hey Siri 今何時?」と問いかけると、時間も教えてくれる。
ただし1つだけ、条件が。Hey Siriの呼びかけで起動させるには、電源と接続している必要がある。今後のアップデートで、改善されることを期待したい。
タイトルがわからない曲が聴こえてきたら……Siriに聞いてみよう!
今回のSiriのバージョンアップで、目玉といえるのが曲の認識機能がついたこと。「この曲を教えて」などと、Siriに話しかけ、当該の曲を聴かせると、曲名やアーティスト名を教えてくれるのだ。
日々、カフェで流れるBGMやラジオを聴いているときに、「いい曲だけど、タイトルがわからない」と感じている人も多いかもしれない。そんなときは、ぜひSiriをご活用いただきたい。
iTunes、iBooksとの連携で、コンテンツ購入が可能に
iOS8へのバージョンアップとともに、SiriとiTunes、iBooksが連携するようになった。音楽・映画・本(電子書籍)のタイトルをSiriに話しかけると検索が行われ、iTunes、iBooksで販売されていれば当該ページが表示される。また、先に挙げた曲の認識機能からも、音楽ファイルの購入が可能だ。
なおAppleは自動車メーカーと協力し、運転中でもSiriを活用できる「アイズフリー」というシステムを現在、開発しているという。ハンドルについたボタンを押すだけで、Siriの機能を利用できるというものだ。iPhone、iPadだけでなく、さまざまな場面で使える可能性が出てきたSiri。今後のさらなる発展に期待したい。
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