KDDIの森林保全と被災地支援への取り組み
KDDIでは、取扱説明書リサイクル活動の一環として、全国の森林保全活動を行ってきた。また、東日本大震災の被災地支援にも取り組んでおり、福島県森林・林業・緑化協会の推進する「海岸防災林再生等復興支援事業」へのクロマツ苗木寄付や、岩手県釜石市の「森の貯金箱プロジェクト」との連携、「KDDI au取扱説明書リサイクルの森 八戸」「KDDI au取扱説明書リサイクルの森 南三陸」開設や東京ミッドタウンで開催した「復興デザインマルシェ 2015」などの取り組みを行ってきた。
森林整備を支援するとともに、森から出る間伐材を福島県南三陸市の工場で木工品に加工することで、地域の林業や木工業の活性化を支援している。生産したカレンダーは、auショップでお客さまに配布するノベルティに利用してきた。2012年に釜石市に寄贈したバス待合所とベンチは、今も市民の皆さまに活用していただいている。
「木づかい運動ロゴマーク」を国内通信事業者として初めて取得
国産材を利用してつくられた製品に付けられる「木づかい運動ロゴマーク」
2013年度からは、「KDDI au取扱説明書リサイクルの森 八戸」から排出した間伐材を用いてカタログスタンドを製作し、KDDIの拠点や販売店に設置しているが、林野庁が推奨する環境への貢献度を示す「木づかいサイクルマーク」も国内通信事業者として初めて取得した。こうした「木づかい運動」の普及に対する貢献が評価され、2014年11月には、「農林水産大臣感謝状」を受領している。
2年目となる2014年度は、カタログスタンドのデザインを一新。効率的に生産できるよう、極力シンプルなデザインにすることで、排出する間伐材の中から生産できる台数を増やし、関西地区のauショップ100店舗に設置した。
関西地区のauショップ100店舗に設置した間伐材カタログスタンド。写真は『auショップ甲子園南』にて
間伐材カタログスタンドを設置した「auショップ甲子園南」の上田店長は、初めて見たときに「あたたかい、ぬくもりがある」と感じたそう。樹脂や金属とは違う木のぬくもりが、スタッフにも好評だという。
カタログスタンドに置いているのは3面とも総合カタログだ。「これまで店内には総合カタログを置く決まった場所が無かったのですが、カタログスタンドにまとめて置くことで目立つようになり、お客さまに見つけてもらいやすくなりました」(上田店長)。
「木のぬくもりがお客さまからもスタッフからも好評です」と語る『auショップ甲子園南』の上田店長
「auショップ甲子園南」でのカタログスタンドの設置場所は、キッズコーナーの横だ。オレンジ色の大きなソファーに木の質感があるカタログがとてもマッチしている。「キッズコーナーに木製の什器があると、店内が明るくなった気がします。お子さまがいらっしゃる主婦の方などにも、カタログを手にとっていただく機会が増えました」と、カタログスタンド設置の効果を感じている。
間伐材カタログスタンドの生まれた背景が記された真鍮製のプレート。関西地区在住の方はぜひauショップの店頭でご確認いただきたい
「ぬくもりがあって、デザイン性も高く、印象に残るカタログスタンドで、木の良さを感じます」と上田店長。カタログスタンドに付けられたプレートには、このスタンドが取扱説明書リサイクルの取り組みから生まれ、東北の復興を支援していることが書かれている。お客さまの目に触れることで、あらためて地球環境や、被災地に思いを馳せていただけるのではないだろうか。
間伐材カタログスタンドを通して、地球環境保全と復興支援の輪をこれからも広げていく。
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