期日や締め切りに追われ、上司からは小言を言われる毎日。いら立ち度の上昇とともに、知らず知らずのうちに、パソコンのキーを叩く音が大きくなってませんか? 確かに、ENTERキーをバチコーン! と叩き込む瞬間、ある種の爽快感を得られるかもしれないが、コレ、周りの人たちからするとかなり迷惑なんで、絶対にやめていただきたい。
しかしながら、たまっていくストレスはどうしようもない。いっそのこと、奇声を発しながら上司に向かって突進でもしてやろうかと思っているあなた。ちょっと待ってほしい。
「BIG ENTER」である。何がBIGって、ENTERキーがBIG。あきれるほどにBIGだ。なにしろ通常の約6倍。素材はウレタンスポンジとポリエステルで、触り心地が良く、軽い上やわらかい。これなら周囲にご迷惑をかけることなく、思いの丈を込めてENTERキーをぶっ叩くことができそうだ。
そんなわけで早速購入。パソコンと並べてみると、存在感だけでもかなりのインパクトだ。大きさは縦20センチ、横14センチ、高さ10センチ。キャッチコピーには通常の”6倍”とあるが、見たところ10倍近くはありそうである。本体に接続されているケーブルをパソコンのUSBポートに差し込むだけで、機能は普通のエンターキーと変わらず、テキスト入力時に使えばもちろん「改行」ができる。
では早速、ぶっ叩いてみよう。
撮影した手がブレているのがお分かりだろうか? 入校前のイライラをぶつけるためにかなり本気で叩いてみたが、大きな音はせず、叩いた手にダメージもない。むしろ、そんな自分をやさしく戒め、包み込んでくれるような感覚だ。これはなに? ……愛?
ちなみに頭を乗せれば腕枕に早変わり。素材がやわらかく、高さもほどよい。もうこっちがメインの使用法でいいのでは? と思うほどのフィット感だ。
仕事の効率が上がる気はしないが、見てのとおりインパクトは抜群。平手で打つもよし、拳を握りしめて打つもよしのこちらのアイテムは、3,240円で購入できる。日々のデスクワークに変化を求める人には、ぜひお薦めしたいアイテムだ。