毎日の通勤・通学の満員電車で「すし詰め状態」になっていないだろうか? 席に座れなくとも、読書などで移動時間を有効に使える程度には空いていてほしい、と願う人は多いはず。そんなあなたに今回紹介するのが、NAVITIMEの提供する混雑状況共有アプリ「こみれぽ」だ。
【1】ユーザーからの「レポート」で正確な状況把握
「こみれぽ」の特徴は、何といっても”実際に電車に乗っているユーザー”によって、混雑状況が投稿される点だ。正確な状況把握によって、以下のことが可能になる。
①普段の混雑具合だけでなく、ダイヤが乱れた時のリアルタイムな状況確認・共有
②荷物の多いときや、ベビーカー・車椅子での利用時に知りたい、混雑状況の事前把握
自分や他のユーザーの過去の投稿は、「いつもの混雑」として表示される。普段であれば、どの程度混雑しているのかがひと目で分かるので、計画的に行動することができる。毎日の電車移動の時間を効率よく使いたい人には心強い機能だ。
Myルートを設定
帰りのルートも半自動で設定してくれる
【2】手軽でストレスフリーな使用感と、分かりやすいシンプルなデザイン
混雑している構内や乗車中の運転見合わせのときに、スマホで文字入力をしたり、長い説明を読んだりするのは正直、おっくうだ。「こみれぽ」はユーザーのそうした意見をくみ取り、以下のような機能を備えている。
①文字入力を基本的に必要とせず、アイコンをタッチすることで操作が可能
②混雑状況がひと目で分かるイラスト表示
③My路線・My駅機能で「いつものルート」を入力の手間なく閲覧
混み合った車内で簡単な操作ができるだけでなく、事故による運休・遅延時にも簡単に調べられるため、鉄道会社のサイトにアクセスするよりもお手軽だ。正確さだけでなく、この手軽さも「こみれぽ」の大きな特徴だ。
また、投稿の頻度によって順位が変わるユーザーランキングもある。暇つぶしに、毎日の順位をチェックして、ゲームのレベル上げのような感覚で投稿してみるのも良いかもしれない。
「いつもの混雑」とリアルタイムでの混雑状況。分かりやすいアイコンと簡潔な説明が添えられている
運行状況は、例えば6分遅延なら「〜10」、45分遅延なら「30〜」、完全に運転を見合わせていたら「運休」と表示される。混雑状況は説明も必要としないほどシンプルだ
Android版「こみれぽ」も!
今回は主にiOS版の紹介を書いたが、Android端末でも「こみれぽ」の利用が可能だ。「いつもの混雑」状況など一部の機能が制限される一方で、株式会社レスキューナウとの連携で、遅延情報の通知をしてくれるなど、こちらもなかなかに便利な機能が付いている。
遅延情報を知らせてくれる機能は、Twitterの投稿を元に遅延状況を解析するYahoo!の「遅延なう」があるが、混雑状況を共有できるのは「こみれぽ」のみ。ただし、「こみれぽ」はまだリリースから日が浅く、ユーザーが少ないのが実情。今までの投稿による「いつもの混雑度」が表示される路線は多いものの、リアルタイムでの状況把握は今後に期待したいところだ。
あなたの投稿によって精度が上がり、より便利になるこのアプリ。一度使ってみては?