画像提供:Fitly
ダイエットや治療のために食事のカロリーを気にする必要がある人は、食材や調理済みの料理のカロリーをネットや書籍で調べて、食べた量、つまりは重さを大まかに見積もって、足し算をして算出する。本やネットに載っていないものを食べたときは、似たものから類推する。外食の場合、メニューに表示してくれている店なら良いが、そうでなければやはり計算しなければならない。面倒なことは長続きしない。
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SmartPlate(かしこいお皿)は、3つに区切られた大き目のお皿だ。実はこのお皿にはカメラが3台内蔵されていて、乗せたモノを下から見上げ、それが何であるか画像認識で識別する機能を持っている。ハンバーグなのかサラダなのか、はたまたブリトーなのか見分けることができるのだ。スパゲティの上にミートボールが乗っていることも分かる。お皿には秤(はかり)の機能もあって、重さも自動で計測してくれるから、これから食べるものを乗せるだけで情報をスマートフォンに送ってくれて、カロリーが自動的に計算される。スマートなプレートでスマートな体型を手に入れようというわけだ。
カロリーだけでなく、炭水化物など中身の分析もしてくれる。もちろん、見た目と重さだけで計算しているのだから、厳密には正確ではないけれども、本と見比べて電卓をたたいたところでそれほど正確には測れないのだから、手間を考えればこれで十分だと考える人もいるだろう。外食時には専用アプリ(iOS、Android)を使って食べる物の写真を撮れば、画像認識して計算してくれる。
アプリは単独で使うだけでなく、Fitbitなどの活動量計(トラッカー)や、他の食事記録アプリと組み合わせて使うこともできるようになる。すでに運動や食事の記録を続けていた人が、スマートプレートを中心に手軽にまとめて管理できるような工夫がされている。面倒なカロリー計算に挫折した経験がある人には魅力的なアイデア商品かもしれない。Kickstarterでの資金調達には成功しており、来年の6月に配送される予定。現在、プレオーダーを受け付けている。