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Android OS「マシュマロ」はスマホをおいしく変える!?

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画像提供:Google

Androidファンならご存じのとおり、AndroidOSのコードネームは、アルファベット順にお菓子の名前というのが恒例だ。下の表をご覧あれ。

事前の開発者向けプレビューでは「Android M」とだけアナウンスされていた最新のAndroid 6.0。正式なコードネームはマドレーヌでも、マンゴープリンでもなく、「Marshmallow(マシュマロ)」に決定。やっぱりお菓子の名前だった。では、このAndroid 6.0では何がどう進化したのだろう。

ここでは、Androidのコードネームの歴史や最新版がマシュマロに決まった経緯などを紹介

どんなことができるようになったの?

■プライバシーを強力に守るアップ・パーミッション

これまでAndroidでは、アプリのインストールをするときは、「次へのアクセスが必要」と表示され、「アプリ内購入」や「Wi−Fi接続情報」といったアクセス権要求が並び、これらをすべて認めないとインストールができなかった。これでは悪意のあるアプリに、プライベート情報にアクセスされる危険性がある。そこで、Android 6.0ではアプリが要求するアクセス権を個別に許可・不許可できるようにし、自分がアクセスしてほしくない情報にはNOと設定できるようになったのだ。これで、ユーザーのプライベートな情報へのアクセスが制限され、セキュリティも強化される。

■最新のUSB Type-Cに対応、ケーブルの抜き差しも楽ちん

これまでのUSBとは、端子の形状も性能も異なる最新のUSB Type-Cをサポート。USB Type-Cでは端子の形に上下がないので、抜き差しが楽ちんになるし、転送スピードも速くなっているため、充電時間も従来の4分の1ほどに短くなる。

■OSレベルでの指紋認証機能がついに実現

これまで一部の端末だけが対応していた指紋認証機能が、OSレベルでサポートされるので、さらに多くの端末で利用できるようになる。この指紋認証機能はスマホのアンロックのほかに、Android Pay(お財布携帯のような機能)の支払いの際にも使われる。

■ドーズ・モード機能でバッテリーが2倍長持ち

端末の加速度センサーを利用して、端末が手に持った状態なのか、机などに置かれたままなのかを認識。ユーザーが手にしていないときには、より深いスリープ状態に入るというのがドーズ・モード機能。この機能のおかげで、スリープ状態ではバッテリーがこれまでのおよそ2倍持つという。ちなみに、ドーズ(Doze)とは「居眠り」の意味。

■アプリのデータも自動的にGoogleドライブにバックアップ

アプリ本体だけでなく、アプリのデータも自動的にGoogleドライブにバックアップされるようになる。1アプリあたり25MBという制限はあるけれど、サードパーティーのバックアップアプリを使う必要がなくなるので簡単、かつ安心だ。

■これぞ最先端の個人秘書――Google Now on Tap

ホームボタンを長押しすると、いつでもGoogle Nowが登場してアシストしてくれるようになった。これがどんなに便利なことかというと、例えば、メールにゴジラの映画のことが書いてあったとする。ここでホームボタンを長押しすると、Google Nowのウィンドウが画面の下の方に現れて、ゴジラの映画の情報や関連URLなどを表示してくれる。Google Nowがこれまで以上に便利、かつ賢くなったのだ。

他にも、コピペのユーザーインターフェースが使いやすく変更されたり、ホームアプリ(Google Nowランチャー)が大幅に改善されるなど、数多くの新機能を搭載し、使い勝手も格段に洗練されたAndroidマシュマロ。すでにアップデート配信が始まっているので、どれぐらい〝おいしいOS〟に仕上がっているのか、実際に味わってみてほしい。

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