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アーカイブ

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本来、アーカイブは、古い記録やその保管場所、書庫を意味する英単語。ITでアーカイブという言葉が使われる場合は、データ・ウェブサイトの保存を指すことが多い。

データを保存する、との意味ではアーカイブとバックアップは似ている。だが、バックアップはシステム障害などが起こったときのためにデータを取得し、別の場所へ保存しておくもの。トラブル発生時には早急な復旧が必要とされることから、バックアップ用のデータは随時更新される。一方で、アーカイブは過去の記録を写し取ることが目的。よって、上書き保存したデータはアーカイブと呼ばない。

後世に向けて、その時代ごとのウェブサイトを残すために、「ウェブアーカイビング」といった活動も行われている。ウェブサイトは閉鎖することもあるが、見られなくなってしまってもウェブアーカイビングによって、一部ないしは全部を将来にわたって閲覧可能とするものだ。中でも著名なのは「インターネットアーカイブ」というサイト・NPOで、1996年にアメリカで発足。2012年には保存データ量が10ペタバイト(100万ギガバイト)を突破したという。

こうした活動は、各国の国立図書館も行っており、日本では国立国会図書館がインターネット資料収集保存事業(略称:WARP)として取り組んでいる。同事業のオフィシャルサイトでは、毎月、時節に合わせた特集も組まれており、10月は14日が鉄道の日であることから、鉄道特集が掲載されていた。

■参考情報(外部サイト)
国立国会図書館 インターネット資料収集保存事業(WARP)

参考情報(外部サイト)

国立国会図書館 インターネット資料収集保存事業(WARP)

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