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運動中の姿勢を視覚化するSmart Mirror。ワークアウトを効果的に!

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ジムでバイクをこいだり、ランニングマシンで走れば、走行距離や消費カロリーが表示されるが、「姿勢」が重要なトレーニングでは大きな鏡の前で自分の姿を見ながらやったとしても、何となくの感覚に頼ったトレーニングになりがちだ。

もちろん、隣にトレーナーがついていてくれればアドバイスを受けることができるが、安価にというのは難しいだろう。だからといって、ビデオで撮影してあとから自分でチェックし、次回のトレーニングに生かすのではフィードバックまでの時間が長過ぎるし、ジムの中に自撮り用のスマートフォン・ホルダーなどを設置しなければならない。歩数計のようなトラッカーを腕などに装着して、心拍数の変化などと一緒に腕の角度を測るソリューションも登場しているが、両手、両足の角度を測るにはトラッカーをいくつも身に着ける必要がある。トレーニングの邪魔になってしまっては本末転倒だ。

手首や足首にデバイスを装着していなくても姿勢が分かる仕掛けがあれば、手軽にトレーニングを視覚化できる。SmartSpot社(カリフォルニア州サンフランシスコ)が開発したSmart Mirrorは、目の前のフラットパネルのスクリーンに向かってワークアウトやウエイトリフティングを行うと、3Dカメラが姿勢や角度をチェックし、画面に良し悪しを表示してくれる。


画像提供:SmartSpot社

ユーザーは自分のセッションを終えたあと、過去のデータと比較してどの程度パフォーマンスが向上したかを把握できる。日付別に、どの筋肉をいつトレーニングしたかを振り返ることもできるので、計画的なトレーニングが可能になる。


画像提供:SmartSpot社

ゆくゆくは人間のトレーナーの代わりにリアルタイムでのアドバイスも受けられるようになるだろうが、現在は録画をトレーナーがレビューして、フィードバックを返してくれるサービスが提供されている。「これは、隣に人がいなくても可能な初めてのパーソナルトレーニングだ」と、創業者であるMoawia Eldeeb 氏は語っている。トレーナーに立ち会ってもらう必要がなくなれば、パーソナルトレーニングのコストは劇的に低下し、より多くの人がパーソナルトレーニングで身体を鍛えることができるようになるだろう。

すでに、このSmart Mirrorシステムはトレーニングジム10カ所に導入済みで、今後はiOSとAndroidのアプリケーション開発を行う予定だ。

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SmartSpot
SmartSpot raises $1.8M for interactive, video-based instruction in gyms


街全体を省エネする「スマートシティ」と、「ICTにできること」

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「温室効果ガスの削減」や、石油などの資源の減少・枯渇を回避するための「省エネルギーへの取り組み」は、地球規模で解決すべき喫緊の課題だ。

この問題に対し、これまで、各家庭やオフィスビル、工場などが、ソーラーパネルを設置することなどによって、個別に発電、蓄電することによる個別の省エネルギー化が進められてきた。しかし、先端技術を活用し、街全体で連携して取り組むことができれば、さらなる効率的な運用が可能になる。また、災害に強い街をつくることにもなる。

こうしたエネルギー消費を抑える仕組みを備えた環境配慮型都市のことを「スマートシティ」と呼び、現在、スマートシティを掲げた街づくり・都市再開発は世界各地で進められている。

欧米でスマートシティ実現へ向けた動きが始まったのは、2009〜2010年ごろで、日本でも東日本大震災に伴う原発事故や電力不足を契機に構想が打ち出されるようになった。

現在、神奈川県横浜市、愛知県豊田市などで実証事業が行われており、太陽光・風力・バイオマス発電など再生可能エネルギーによる「エネルギーの地産地消」、電気自動車や燃料電池車向けの充電・水素ステーション設置などが計画に盛り込まれている。

ほかにも「けいはんな学研都市(京都府京田辺市・木津川市・精華町)」、北九州市で、経済産業省主導の実証事業を実施。三井不動産も、千葉県柏市で「柏の葉スマートシティ」の開発を行っている。

それらのシステムに不可欠なのがICT(情報通信技術)である。

柏の葉スマートシティの一般家庭に設置されたHEMS画面(画像提供:三井不動産)

スマートシティ×ICT?

スマートシティは、再生可能エネルギーによって電気を「つくる」と同時に、効率的に「使う」仕組みを備えている。こうしたエネルギー消費の効率化は、コンピュータを用いたシステム「EMS(Energy Management System)」によって行われる。

一般家庭向けEMSは「HEMS(ヘムス)」、オフィスビル向けは「BEMS(ベムス)」、工場向けは「FEMS(フェムス)」と呼ばれる。そしてスマートシティの要となるのが、地域のエネルギー管理を担う「CEMS(セムス)」だ。これらのシステムの連携に不可欠なのが”通信”の力というわけだ。

各EMSの連携によって、エネルギー消費の少ない時間帯に蓄電し、電力需要のある時間帯にはスマートシティ全体でその電気を共有する、といったことも可能だ。これによって、各家庭・企業の活動に滞りを起こさず、効率的なエネルギーの使い方ができる。

スマートシティではほかにも、電気自動車が普及するためのインフラや、デジタルサイネージ、高齢者への生活サービスの充実にいたるまでが取り組みの一環となる。最先端のICT技術を活用することによって、何かを「我慢」することなく、むしろ生活の質を高めながら、エネルギーの効率的利用が可能になるというわけだ。

なお、日本の首都・東京も2020年に向けたスマートシティ化を検討しており、大丸有(大手町・丸の内・有楽町)地区など、都心部の再開発を契機とした導入を目指している。そのときには、スマートシティとなった東京で、環境に優しく快適な”おもてなし”を世界の人に披露できるかもしれない。

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プロ野球試合での「あのときこうしていれば……!」が解消できる?

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プロ野球ファンであれば一度は思うこと。それはひいきにしているチームが敗戦したとき、「あの場面で、こうしていれば勝てたかも」という悔しさ。それも僅差で優勝を逃すといった重要なゲームであれば、何年経っても忘れられなくなることもある。嗚呼、無理とは分かっていても、あの場面をやり直すことができれば……。


『プロ野球スピリッツ』(KONAMI)2004年から続く人気野球ゲームシリーズ

そんな願いを、ある意味叶えてくれるのが、KONAMIがPS3とPS Vita向けに発売したゲームソフト『プロ野球スピリッツ2015』搭載の「プロ野球速報プレイ」だ。

『プロ野球スピリッツ』シリーズは球団・選手が実名なのはもちろん、球場の再現やテレビ中継的な演出など、リアルさが特長だ。それに加え、「プロ野球速報プレイ」は、現実の試合の結果もゲームに持ち込んでしまう意欲的なモード。プロ野球の試合開催日に、その試合の結果、内容を試合終了後、数時間で配信。勝敗のターニングポイントになったシーンをゲーム上で再現でき、やり直すこともできるのだ。

配信された試合結果は、まさにニュースのようなイメージ

たとえば、ひいきにしているチームが、9回に逆転サヨナラ本塁打を打たれて負けた試合があるとする。数時間後、ゲームにその試合結果と内容が配信される。サヨナラの場面がターニングポイントに選ばれていた場合、その場面をゲームとしてやり直す。ひいきチームを操作してサヨナラを防いで(ゲーム上で)勝つ。溜飲が下がる、というわけだ(逆にひいきチームがサヨナラ本塁打を打って勝った試合なら、それを再現したりする)。

裏目に出た投手交代、バントかエンドランかの選択ミス、手を出さなければよかったボール、投げるべきではなかったボール……等々。ファンだからこそ強く感じた「あの場面でこうしていれば!」。それを自分の思い通りにやり直す。なんとも夢のある「if」の世界を体感できるのがファンとしてはうれしい。そこで現実とは逆の好結果を出せば、現実の試合で感じたフラストレーションもちょっと収まること請け合いだ。

勝敗を分けたターニングポイントからゲームを開始!

過去の試合を遡ってプレイすることも可能だ

レギュラーシーズンは終わったが、「プロ野球速報プレイ」は2015年シーズンの全試合を振り返ってプレイすることも可能。思い出に残る試合をプレイしながら、じっくりと今季のプロ野球を振り返ってみてはいかがだろうか。

一般社団法人 日本野球機構承認 プロ野球フランチャイズ球場公認
ゲーム内に再現された球場内看板は、原則として2014年プロ野球ペナントシーズン中のデータを基に制作しています。
データ提供:データスタジアム(株) 「魂」はバンダイの商標です。 ©Konami Digital Entertainment

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プロ野球スピリッツ2015

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飲み会で盛り上がる、「昔のケータイあるある」ネタ帳

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スマートフォンがすっかり普及して久しいですが、最近ではガラケーとスマートフォンのハイブリッドである「ガラホ」がじわじわとファンを獲得するなど、常にめまぐるしい変化を続けるモバイル市場。その未来を予測するのも楽しいですが、昔はこんな”あるある”があったなぁと思いを馳せてみるのも楽しいものです。今回は、飲み会などで盛り上がること必至の、ひと昔前ならば常識だった”ケータイあるある”を集めました。

■返信し続けると、「Re:」が増えていった(29歳/男性/文具メーカー)

少し昔まで、メールの返信ボタンを押すと、タイトルに「Re:」が付き、返信の回数を重ねるほどに「Re: Re: Re: Re: ……」と増えていきました。「メールをするときに、毎回『Re :』を消してこない男とは付き合いたくない!」など、人によっては、異性を見定める基準になっていたというほど、重要事項だった「Re:」。……スマホの時代になって良かったです。

■カバーの裏に恋人とのプリクラを貼っていた(31歳/男性/金融)

「いつでも一緒にいられる感覚はうれしいけれど、人目に触れるのは照れくさい……」という気持ちから、携帯電話のカバーの裏に、恋人とのプリクラを貼っていましたね。しかし、ある程度まで流行すると、真っ先にカバーの裏をチェックされる、なんていうことも”あるある”。徐々に廃れていった文化ですね。

■通話のたびにアンテナを伸ばしていた(32歳/男性/建築)

今や端末内に内蔵され、その存在を思い起こすこともないアンテナ。ひと昔前のケータイには必ずアンテナが付いており、通話のたびに伸ばさないと声が途切れたり、ノイズが混じるという現象が起きていました。さて、ではなぜスマホにはアンテナがついてないのか? ……実はスマホに中に内蔵されているんだそうです。技術が発達したおかげで、外に伸ばす必要がなくなったんですね。

■メールに字数制限があった(33歳/女性/食品メーカー)

ケータイでショートメールしか使えなかった時代は、「全角250字まで」といった制限がありました。長いメールを送ろうとすると途中で切れてしまい、「もう1回送って」という電話がかかってくるという本末転倒なやり取りもありましたっけ。現在でもTwitterでは140字の字数制限がありますが、工夫しながら字数制限内で書くというのも楽しいものです。

■着メロを自分でつくっていた(36歳/女性/日用品メーカー)

今はデフォルトの着信音をそのまま利用する人が多く、自分の気に入った音楽を設定したい場合は手軽にダウンロードできてしまいます。が、ケータイの時代は、オリジナルの着信音にするには自分自身でデータを入力して着メロを作っていました。「着メロ本」なるものまであり、ポチポチと一音づつ打ち込んでいくんですが、ときどき入力を間違えて、おかしな着メロになるのはご愛敬。今ではそんな手間のかかることをする人もすっかりいなくなってしまったので、少しさみしい気もしますね……。

■アクセサリーのバリエーションが豊富だった(40歳/女性/IT)

今や、スマートフォンのカバーくらいしか差別化するところがありませんが、当時はアクセサリーのバリエーションが豊富でした。たとえば、ストラップや、ケータイ全面にベロリと貼れるシール、機種によってはパッケージごと付け替えられる「着せ替えケータイ」や、「光るアンテナ」など、カスタムして個性を発揮できる場所が多かったですよね。読者の皆さんのなかにも、ストラップをたくさん付けていたという人、とんでもない長さのアンテナを付けてたなんて人もいるのではないでしょうか?

■ショルダー掛けタイプのケータイを持ち歩いている人がいた(50歳/男性/印刷)

今から30年ほど前の黎明期のケータイは、どれも大きく、値段もかなり高価なものでした。ショルダー掛けタイプの電話機の重さはなんと3kg。それでも当時のイケてるビジネスマンは持ち歩いていたものです。オシャレは我慢ですね。ポケットに入るスマホのありがたさが身に染みます。

■昔の端末はすべてレンタル品で、初期費用に「補償金」が10万円くらい。端末代だけで合計15万円を超えた。基本料金も1万6000円くらいで、さらに7秒で10円の通話料が発生していた(53歳/男性/家電メーカー)

90年代前半の携帯電話は、メールもインターネットももちろんできないのに、この価格帯。全体の物価は当時のほうが安いことを考えると、かなり高価なものとして扱われていたようですね……。通話料金自体の高さもあって、ケータイで長電話する人なんていなかったものです。このあとPHSが登場して少しずつ価格帯は下がっていくのですが、当時はこの価格でも一部の人から必要とされていたのですから、本当に驚きです……。

「あー、そうだった、そうだった!」というものから、「え、そんなことがあったの?」など、いろいろな声が聞こえてきそうですが、昔のケータイにまつわる「あるある」はまだまだ尽きません。話題のひとつとして話してみると、盛り上がるかもしれませんね!

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ページ送りにサヨウナラ! Webページを自動で継ぎ足す裏ワザとは!?

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Web上で、ページが複数あるときに、「次のページへ」ボタンをクリックするのが煩わしいと思ったときに重宝するのが、ブラウザ拡張機能「AutoPagerize」。このツールは、ページをスクロールするだけで、次のページを現ページの下部に継ぎ足して表示する便利機能だ。対応ブラウザはFirefox、Google Chrome、Safari、Operaの4つ。

最大にして唯一のメリット:マウスで下スクロール→次ページが自動追加

ごく単純なメリットだが、一度使うと便利でクセになる。「AutoPagerize」がただただ愚直にページを自動追加していくと、下スクロールに合わせて、ひたすら下へ下へと突き進む。


AutoPagerizeの本サイトより。マウスでスクロールするとプレロードしたページを追加していく仕組み。つまり、自動でどんどんページを継ぎ足してくれるということ

 「Yahoo! JAPAN」のニュース記事を例に取ってみよう。記事によっては2ページ以上にわたることがあるが、下のように2ページ目を読み込んで表示してくれるのだ。記事だけではない。Amazonなど一部サイトにも対応しており、マウスでスクロールするだけでページを追加してくれるので楽チン。

Yahoo! JAPANの記事をAutoPagerizeで読み込んだ状態。「page:2」の表示に注目を。記事を自動で継ぎ足してくれ

Amazonでもページの自動継ぎ足しをしてくれる欲しい物リストのページでも機能する。お気に入りのサイトで使え試してみよう

ただし、「AutoPagerize」は、読み込んだページの一部ボタンがクリックに反応しない、前出の検索ページが2ページ目以降に表示されてしまうなど、まだまだ改善の余地を残している。もし使い勝手の悪さを感じたら、後発の「Google Auto Next Page」というページ継ぎ足しツールを試したい。ただし、Amazonなどでページが継ぎ足されないなど、「AutoPagerize」と適用環境が多少異なる。


「Google Auto Next Page」の概要ページ。Chrome版のみならず、Firefox版もあるぞ

何でも「自動」というのは良い響きだ。Web上のページ読み込みにちょっとでもストレスを感じている人は、ページ自動継ぎ足し機能をぜひ一度お試しあれ。

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【つながるひみつ】第6話「新幹線でも高速道路でも! 高速移動中に電波がつながるのはなぜ?」

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携帯電話やスマートフォンがつながるのはなぜなんだろう? 遠く離れたところにいる人の声がアッというまに届くしくみには、一体どんなひみつが隠されているんだろう?

今回は高速移動中に電波がつながるひみつのお話。時速300キロの新幹線の中からでも、高速道路を突っ走るクルマの中からでも、携帯電話がつながるのはなぜなんだろう? 考えて考えても大ちゃんの頭の中は「?」マークになるばかり。これはもう電波くんに教えてもらうしかない。電波くーん!!

大ちゃん「どうして高速移動しながらでも通話は切れないの?」

電波くん「それを説明する前に……。大ちゃんにボクのもう一つの顔があることを話すときがついにきたみたいだね……」

大ちゃん「も、もう一つの顔!?(ゴクリ)」

電波くん「ボクはね、音声やインターネットのデータを運ぶだけじゃなくて、携帯電話の持ち主や位置なんかの情報も、実は大ちゃんが知らないうちにずっと基地局とやり取りしているんだ」

大ちゃん「ボクが電話してないときも?」

電波くん「うん、そうなんだよ」

携帯電話と基地局の間では、通話やデータのやり取りのほかにも、携帯電話の位置情報などがひんぱんにやり取りされているのです。高速移動中に通話ができる裏側には、この電波くんの八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍があるのです。

いま、大ちゃんは歩きながら、あずきちゃんとスマホで話しています。大ちゃんは、ちょうどA基地局くんの担当する範囲からB基地局くんの担当する範囲のほうに向かっているようです。電波くんは、大ちゃんと、大ちゃんに近いA基地局くんを結んで、盛んに行き来しています。すると、電波くんがA基地局くんにこんなことを言い出しました。

電波くん「ムムム、A基地局くんの電波が弱くなってきたぞ! かわりにB基地局クンのほうが強くなってきた」

A基地局くん「了解!! それじゃ電波くん、次はB基地局クンのほうに飛んでいってくれ!!」

電波くん「ありがとう、A基地局くん!!」

電波くん「B基地局くん、飛んでいくからね!! よろしくぅ!!」

B基地局くん「まかしときぃ!!」

大ちゃん「わあ、すごい!! まるでサーカスの空中ブランコみたいだ!!」

電波くんはA基地局くんではなく、こんどは、より電波が強いB基地局くんとやり取りを始めました。それはあっという間の出来事でした。

大ちゃんはそのままどんどん歩いて行って、こんどはB基地局くんの担当する範囲からC基地局くんの担当する範囲に入ります。

電波くん「B基地局くん、だんだんC基地局くんの電波のほうが強くなってきたみたいだよ」

B基地局くん「了解!! じゃ、次はC基地局くんとこに飛んでいって!!」

電波くん「ラジャー!!」

大ちゃん「なーるほど、電波くんと基地局くんが協力し合って、そのつどいちばん電波の強い基地局くんを選んでいくんだね」

電波くん「そう、この切り替えのことを『ハンドオーバー』と言うんだよ」

さて、あずきちゃんをドライブに誘った大ちゃんは、ただいま高速道路を疾走中。運転している大ちゃんのとなりの助手席で、あずきちゃんはずーっと長電話。高速移動中となると、電波くんと基地局くんのやり取りもスーパー忙しそう!

電波くん「はい、次はD基地局くんだね……次はE基地局くんか! ……それでF基地局くん!! わあ、クルマのスピードがあがったぞ!! G、H、I、J、K……」

一行は高速道路のパーキングエリアでひと休みすることにしました。

大ちゃん「なるほど、基地局の切り替えを、ものすごく速いタイミングでしているから、通話が途切れないんだね。スゴイッ!!」

あずきちゃん「高速移動といえば、新幹線の中からの通話も同じなの?」

電波くん「そうだよ。それにね、高速道路や新幹線など、高速移動中の通話が予想されるところでは、基地局も効率よく電波を受けられるように並べて設置するんだ。そうすることで、普通の基地局よりも早め早めのタイミングで切り替えができるようにしているのさ」

ちなみに、東海道新幹線に乗って東京から新大阪まで携帯電話で話し続けたとしたら、なんと、1500回以上もハンドオーバーすることになるんだそう!!

移動しながらの通話にも様々な技術が使われていることを知って、大感激した様子の大ちゃんとあずきちゃん。

大ちゃん「高速移動中の通話は電波くんと基地局くんたちの熱いチームプレーによって支えられているんだね。大ちゃん感動しちゃったよ!!」

あずきちゃん「さて、それじゃあ私は帰りも友だちと長電話を楽しむから、電波くんと基地局くんたちは引き続きがんばってね! 大ちゃんは運転しっかりね!」

大ちゃん&電波くん「……はい」

……あずきちゃんの長電話に振り回されっぱなしの大ちゃんと電波くんだけど、新幹線に乗っていても、高速道路を走っていても、安心して長電話ができる理由がわかってよかったね、大ちゃん。

次回、【つながるひみつ】最終話もお楽しみに!

※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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ウイルス性拡散サイト!? 「バイラルメディア」って何?

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それはSNSでの拡散狙いの面白ニュースサイト

ウイルスは、英語でVirusでバイラスと発音することから想像がつくと思うが、バイラル(Viral)とは「ウイルスみたいに感染しやすい」という意味。バイラルメディアとは感染、つまり拡散狙いのサイトということになる。言い換えれば、FacebookやTwitterにシェアされやすいコンテンツを掲載することによって集客を伸ばそうというニュースサイトのことだ。

たとえば、日本の人気バイラルメディアの「Whats(ホワッツ)」を見てみよう。トップページにズラリと並ぶコンテンツには、「スノーボードで滑走中、雪に埋もれた凍死寸前の馬を発見。その時ボーダーがとった行動とは…」といった、思わず続きを読みたくなる見出しが躍る。クリックすると、短い解説文とともに、YouTubeから引用した動画が掲載されている。そして、この動画スペースのすぐそばに、FacebookのシェアボタンとTwitterのつぶやきボタンがデカデカと配置されているのが、典型的なバイラルメディアのユーザーインターフェースだ。ちょっといい話、ビックリする話、思わず笑い出す話、不思議な話などを集め、SNSでシェアしてもらって拡散させることで、アクセスを増やすというビジネスモデルだ。いわゆる「まとめサイト」などもバイラルメディアの仲間に入るかもしれない。


この「Whats」の記事のように、動画をメインとした記事のすぐそばに、SNSで共有するためのボタンが並ぶのがバイラルメディアの典型的なレイアウト

このバイラルメディアはアメリカ生まれなのだが、2013年ごろから日本でもいろいろなバイラルメディアが続々と生まれた。しかし、大手IT企業の出資で話題となった「BUZZ HOUSE(バズハウス)」が閉鎖となるなど、厳しい生存競争が続いている。ちなみに現在の人気のサイトを一覧表にしてみたので、ご覧あれ。

Whats(ホワッツ)

動画メインだが社会問題も取り上げるバランスが特徴

grape(グレープ)

わかりやすく誰でも楽しめる面白動画が中心で人気急上昇中

CuRAZY(クレイジー)

笑える動画や診断ゲーム系などに特に力を注いでいる

Spotlight(スポットライト)

ちょっぴり大人系のメディアでシリアスな話題も多い

dropout(ドロップアウト)

知っておくとためになる的な動画中心のメディア

TABI LABO(タビラボ)

大人向けのスタイリッシュな話題や動画以外の記事も満載

Gamy(ゲーミー)

その名の通り、ゲームに関係した話題がメインのメディア

世界最大のバイラルメディアが日本進出!!

さて、ここに来て、なぜかバイラルメディアへの注目度が再び高まっている。世界最大のバイラルメディア、アメリカの「BuzzFeed(バズフィード)が2015年冬の日本進出を決定したからだ。実はこの「BuzzFeed」こそが、世界初のバイラルメディアなのだ。誕生は2006年、創業者はハフィントン・ポストの共同創業者でもあるジョナ・ペレッティ。以来、コンスタントに成長を続け、現時点で、全世界における「BuzzFeed」のユーザー数は月間2億人以上、動画視聴回数は月間15億回、年間売上が1億ドル(およそ120億円 ※1ドル120円として計算)を超えるという巨大メディアと化している。そんな「BuzzFeed」がやって来るのだから、まさに黒船来航である。

こちらは「BuzzFeed」の記事で、政治ニュースがトップだ。やはり、記事のすぐそばにSNSへの共有ボタンが並ぶ

「BuzzFeed」の成功は、独自のニュースコンテンツが豊富なこと、そしてそのクオリティーの高さにあるといわれている。実際、創業当初は動画や画像中心のコンテンツだったのが、2012年ごろからは政治ニュースや調査報道などのコンテンツが加わり、中高年の支持が増えていった。ほかのバイラルメディアが、他サイトやYouTubeなどからの引用で占められているのとは対照的だ。

さて、巨人「BuzzFeed」を迎え撃つ日本勢、いったいどんな対抗策を用意しているのだろうか。日本のバイラルメディアの進化のためにも、この黒船来航は大いに楽しみだ。

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パソコンの中核を担う部品「プロセッサコア」

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日本語では電子計算機(電算機)といわれるように、コンピュータの大きな役割は、数多くの計算を同時に実行できることである。「プロセッサコア」は、そうした計算を行う中央演算装置(CPU)の中核となる部品。計算処理能力は「GHz(ギガヘルツ、動作周波数)」という単位で表される。

数値が高ければいいわけじゃない? 注目したいプロセッサコアの「数」

パソコンのスペック表を注視すると、「1.2GHz」「2.4GHz」など、プロセッサコアの動作周波数が目立つように書かれている。高画質な動画を見る、ゲームをする、などの用途でパソコンを購入する人は、スペックの高いものを購入したいと思うはず。しかし、単純に周波数の数値が高いものを選べばよい、というわけでもない。

GHzの数値が高いほどプロセッサコア「単体」の処理能力が高いのは確かだが、パソコンには複数のプロセッサコアが実装される場合も多い。すなわち、スペックが「3GHz」と明記されていても、それがシングルコア(プロセッサコアの数が1つ)のパソコンであれば、2.4GHzのデュアルコア(同2つ)、クワッドコア(同4つ)のパソコンより演算処理は遅いということになる。

実際のパソコンを例に挙げてみよう。人気のMacBook Airで現在販売されているラインナップは、すべて1.6GHzのプロセッサコアが実装されている。3GHzのプロセッサコアが出ている今では「そんな低いスペックで大丈夫?」と感じるかもしれない。しかし、現在のMacBook Airはすべてデュアルコア。薄く軽い製品ながらサクサクとした動きを実現している陰には、複数のプロセッサコアによる働きがあるのだ。

スマホが普及し、誰もが手軽にネットが使えるようになった一方で、パソコンは進学や社会人デビューをきっかけに初めて購入する、という人もいるだろう。そんなときは、パソコン売場でまずプロセッサコアの数が「シングル」か「デュアル」か「クワッド」かを確認する、というだけでも覚えておこう。

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「au × Xperia オーナーズパーティー」開催! ウーたん、エクスペリアたんの高性能っぷりに嫉妬する

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10月21日に開催された「au × Xperia オーナーズパーティー」。auを長く愛用しているXperiaユーザーのためのファンイベントです。そこでXperiaが大好きなT&S編集部員の大ちゃんが、ウーたん(スマホ)を連れてやってきたんだけど、2人だけで上手に取材できるのかな?

「au × Xperia オーナーズパーティー」の会場に到着した2人はさっそく記念撮影です。

大ちゃん「ウーたん、今日はau × Xperia オーナーズパーティーの取材だよ!」

ウーたん「きゅー!」

会場は都内某所にあるソニーのシークレットエリア。一般の方が入ることができない特別な場所で行われました

大ちゃん「まずはソニーの最新技術を体感するよ! これがサッカー中継とかで使われる4K映像の撮影機材だって」

ウーたん「きゅきゅ?」

大ちゃん「4Kの意味? えーと『高学歴』『高収入』『高身長』と……ん? あとひとつなんだったかな……」

大ちゃん、それは3K。4Kとはフルハイビジョンの4倍の画素数を誇る、高画質映像のことです。

大ちゃん「普段は見られない業務用の撮影機材を生で見られてうれしい! 僕たちが迫力ある映像でサッカー中継を楽しめるのも、ソニーの高い技術力があってこそ、なんだね」

大ちゃん「続いて、ハイレゾ対応の最新の『ウォークマン』。ハイレゾ音源は音の情報量がCDの6.5倍もあるんだって。実際に聴いてみると、迫力が全然違う!」

大ちゃん「ソニーはカメラもいいんだよね。デジタル一眼カメラの『α』シリーズは、プロやハイアマチュアからも大好評みたい。僕も欲しいなぁ……」

そしていよいよパーティーがスタートです。「だから私は、”au”のXperia!」の掛け声とともに、乾杯!

開発スタッフによる熱いプレゼンも。「Xperia Z5」は国内で初めて、3つの電波のキャリアアグリゲーションで超速の300Mbpsに対応しているとのこと!

参加者はauのXperiaユーザー約30名。1万人近くの応募者のなかから選ばれたんですって!

大ちゃん「ひゃー懐かしいなぁ。歴代のXperiaが勢揃いだよ」

そして大ちゃんが出会ったのは……。

大ちゃん「ハッ! これは……」

発表ほやほやの最新機種「Xperia Z5」でした! 大ちゃん、大興奮。

大ちゃん「こ、これが最新のエクスペリアたん! ふむふむ。カメラ機能がさらに進化していて、画素数は約2300万画素に……。オートフォーカスは世界最速か! なんたる、なんたる高性能!」

会場には「Xperia Z5」の開発スタッフも。開発の裏話を聞けたりして、参加者は興味津々です。

エクスペリアたん「やぁ大ちゃん、初めまして! ボクは最新機種の『Xperia Z5』です」

大ちゃん「こんにちは、エクスペリアたん。ボク大ちゃんです。こっちが……」

エクスペリアたん「ウーたんさんですね。へー、スマホなのにずいぶん大きいんですね(笑)」

ウーたん「……」
※ウーたんはスマホです。メーカーはわかりません

ウーたん「……」

ウーたん「……」

ウーたん「……」

ウーたん「きゅ!」

エクスペリアたん「うわ~!」

大ちゃん「ハッ! ……ウーたん」

そうです。実は今日のイベントに行くことが決まってからというもの、エクスペリアたんの高性能っぷりを知っているウーたんは、大ちゃんの心変わりが心配で情緒不安定になっていたのです。

大ちゃん「ウーたん、自慢の頭の飾りまで抜け落ちちゃって……」

楽しいイベントとエクスペリアたんの高性能っぷりにテンションが上がりすぎて、ウーたんへの心配りに欠けていたことに気付いた大ちゃん。

大ちゃん「確かにエクスペリアたんの高性能っぷりに心を奪われたのは認めるよ。でも、ウーたん。キミは家族じゃないか!」

ウーたん「きゅー……!」

エクスペリアたん「……ええ話や!」

こうして家庭内の問題も円満に解決した大ちゃん。新しいお友達「エクスペリアたん」もできて、とても満たされた気持ちで会場をあとにしたのでした。よかったね、大ちゃん!

〜fin〜

Xperiaファンにはたまらない、スペシャルな一夜に!

10月21日に開催された「au × Xperia オーナーズパーティー」は、auを長く愛用しているXperiaユーザーのためのファンイベント。auの契約期間が5年1カ月以上のXperiaユーザーを対象に参加者を募ったところ、なんと約1万人の応募があり、そのなかから当選した30名が招待されました。

第一部は、ソニーの最新技術のデモンストレーション。参加者は、通常は入ることができないソニーのシークレットエリアに案内され、プロユースの映像機材からコンシューマー向けのカメラやオーディオまで、実際の機器に触れながら体感することができました。

第二部はパーティー会場に場所を移し、飲食を交えた懇親会。会場では新機種「Xperia Z5」のタッチ&トライのほか、KDDIとソニーモバイルそれぞれの担当者による「Xperia Z5」に関するプレゼンテーション、さらにはデザイナーやエンジニアといった開発陣と直接話せるコーナーも設けられ、参加者と熱いトークが繰り広げられていました。

「お客さまの顔を見ることが大切」というKDDIとソニーモバイルの考えが共鳴し、実施に至った今回のイベント。Xperiaのファンである参加者にとってはプレミアムな体験になったとともに、KDDIとソニーモバイル双方にとってはお客さまとの交流を深めることができる貴重な機会となりました。

会場でも展示された新機種「Xperia Z5」はauオンラインショップでもご購入できます。送料無料ですので、こちらもぜひチェックしてみてくださいね。

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Xperia Z5

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消える快感! サイトの広告を表示しない裏ワザツールがあるぞ

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ネットサーフィンをしていると、目に映るネットの広告。なかには画面いっぱいに広告が広がり、見たいものがなかなか見られないサイトがあるのも事実。もっとブラウザの画面上をスッキリさせたい! と思う人がいるかもしれない。その願い、なんと叶えることができるのだ。

一番のメリットは主張の強い広告のブロック

まず紹介したいのが、ブラウザ拡張ツール「Adblock(※1)」だ。Google ChromeやMozilla Firefoxの拡張機能として利用できる。

※1 「Adblock Plus」は同じ開発グループによるもの。昔、ふたつのアプリは開発チームが異なっていたため、名称を変えた経緯がある

使い方はカンタン。ブラウザの拡張機能として追加して、作動させるだけ。ウェブサイトにアクセスした際、ページ上に自動表示されるポップアップ広告や動画広告を読み取り、非表示にしてくれる。たとえば、Yahoo! Japanのトップページで利用するとこんな感じ。


右のバナー広告が……


目に付くバナー広告を自動で非表示に。初めて経験すると快感。広告を表示しない分、ページの読み込み速度が速くなるメリットも

派手なポップアップ広告が次々と飛び出るようなサイトでは、とくに効果を発揮するだろう。また設定を変更すれば、ページ別・ドメイン別に広告の表示・非表示も選択可能。時々、広告非表示にしたばかりに動画が再生できないケースもあるが、その際はドメイン上でAdblockの機能を停止しよう。


Adblockは、各種SNSでも効果を発揮。YouTubeの右上のバナーと映像下に表示される広告も……


Adblockの機能を作動させると、あら。突然音声が流れる動画広告もブロックできる

ちなみに、iOS向けの「Adblock Plus for iOS」も2015年10月にリリースされている。対応OSはiOS 9以降で(主にiPhone 5s、iPad mini 2以降の機種が対象)、コンテンツブロックの機能で広告を非表示にできる。

さらに、「Adblockより使いやすい」と評判を呼んでいるのが「uBlock」。動作が軽く(CPUとメモリーの負担を軽減)、Flash広告など、要素別にブロックすることもできる。ただし、追加の際、「アクセスしたウェブサイト上にある全データの読み取りと変更」や「プライバシー関連の設定の変更」「閲覧履歴の読み取り」を要求されるので(2015年10月現在)、了承の上でご利用を。

Webサイトと広告ブロックツールの関係性って?

ネット広告をブロックするAdblockのようなツールは、広告を煩わしいと感じるネットユーザーには大変便利な存在。しかし、課題もまだ尽きない様子だ。

Adblock Plusを活用しているネットユーザーからは、

「大満足」
「無料なのが不思議なくらい優秀」
「YouTubeの作業用BGM等の長い動画は途中で時折広告が入ってもどかしかったのですが、どうやらそれもブロックできているみたいです。大変気に入ってます」

など、好評価の反応がある一方、

「広告じゃないものまでブロックされる」
「パソコンの電源を切ると設定がすべて解除されて、自作フィルタも消えてしまいます」

と、まだまだ改善点を挙げる声も。

また、一部では、「(各サイトで)広告除去ツール対策が急速に進み、むしろブラウジングの妨げになってしまうことが増えてしまった(※2)」という意見もあり、なかには広告非表示の機能を停止しないといけないサイトも増えつつある。

※2 Adblock Plusユーザーレビューより


Adblockの設定画面。各サイトの変化に合わせてか、アップデートが頻繁に行なわれている

Webサイトと広告ブロックツールの関係性は、落ち着くまで、もうしばしの時間を要するかもしれない。ツールを選ぶ際は、いろんなものを試して自分に合ったものを探そう。

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Adblock
What’s the difference between AdBlock and Adblock Plus?

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海越しに電波を飛ばせ! 「世界遺産・屋久島でスマホが使える」を実現した驚愕のアイデア

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2015年7月、福岡県の官営八幡製鉄所や「軍艦島」の通称で知られる長崎市の端島炭坑などの23施設が「明治日本の産業革命遺産」として新たに世界遺産に登録され、話題を呼んだのは記憶に新しい。これによって日本における世界遺産登録数は19となった。そのうち、景観や生態系が対象となる自然遺産は「知床」「白神山地」「小笠原諸島」「屋久島」の計4ヶ所。いずれも手付かずの大自然が残る場所であり、電波が届いていないようにも思えるが、KDDIはエリア対策を行っており、携帯電話やスマートフォンを使用することができる。今回はそのうちのひとつ「屋久島」に焦点を当て、屋久島の自然遺産地域内をどのようにエリア化しているのか、その秘密を探ってみることにした。


1993年、世界自然遺産に登録された屋久島。樹齢数千年の屋久杉が織りなす美しい自然景観や亜熱帯特有の豊かな生態系は、他に類を見ない

「屋久島」の基地局は「種子島」にある!?

T&S取材班がまず向かったのは、九州の南に浮かぶ島、種子島。古くは鉄砲伝来、そして最近ではロケット発射場があることで知られるこの島に、屋久島で携帯電話やスマートフォンが使える秘密が隠されているという。

種子島に到着後、屋久島をエリア化するプロジェクトに携わったKDDI福岡エンジニアリングセンターの伏見正則と合流。島の南部に位置する携帯電話の基地局に案内してもらい、話を聞いた。


今回の取材には編集部員の大ちゃんも同行。小型のプロペラ機で鹿児島から種子島へ!

種子島から屋久島へ、どうやって電波を飛ばしているのか?

――屋久島の自然遺産地域内をエリア化するため、どのような手法を取っているのでしょうか?

「屋久島は観光地として人気ですが、景観上の問題や電源を確保できないなど様々な制約があり、島内の自然遺産地域内に携帯電話の基地局を設置することができません。また、地形が険しく、島内の他の地域から自然遺産地域に向けて電波を飛ばすことができないという事情もあります。そのため、観光客の方々は、屋久島の美しい自然をスマートフォンで撮影しても、SNSに投稿するなどリアルタイムで共有することができずにいました。そのようななかで捻り出したアイデアが、“島の外から電波を飛ばす”という特殊な手法だったのです」


種子島から電波を発射することで、基地局が設置できない屋久島の自然遺産地域内のエリア化を図った

――えー!? 屋久島と種子島は隣とはいえ、結構離れていますよね。海を超えて電波って飛ばせるんですか?

「種子島から屋久島は約35km離れています。我々が採用したのは、強力な電波をピンポイントで飛ばせる特殊なアンテナ。それを種子島南部の既存の鉄塔に設置し、屋久島に向けて海越しに電波を発射することで、縄文杉をはじめとする自然遺産地域内のエリア化を図ったんです。35km離れた場所に電波を飛ばすのは技術的にとても難しく、角度が1度ずれただけで、狙いたいところから600mほどずれてしまいます。そのため、電波がきちんと届くかどうか、検証に検証を重ねたうえで、工事に着手しました」



アンテナ設置作業の様子。1.5m四方の大きくて重いアンテナを鉄塔の最上部に設置するため、大型のクレーンが用いられた。時折強い雨が降り、作業が中断されることもしばしばだったという

「あの基地局から屋久島へ電波を飛ばしているんです」と胸を張る、KDDI福岡エンジニアリングセンターの伏見正則

――で、実際につながったんですか?

「はい! 自然遺産地域内にあり、それまで携帯電話やスマートフォンが使えないとされていた縄文杉周辺や、九州最高峰の宮之浦岳(標高1,935m)でも、4G LTEがつながるようになりました。昨年(2014年)のゴールデンウィーク前のことです」

――ご自身も現地へ行って確かめられたんでしょうか?


「『えっ、ここでau使えるの!?』。縄文杉周辺でそんな声がまわりから聞こえてきたときは、感動したと同時に、誇らしい気持ちになりました」(伏見)

「種子島での工事を終えた後、屋久島に渡り、縄文杉まで行きました。事前のシミュレーションで、つながる確証はありましたが、実際につながっているかどうかは自分たちの目で確かめる必要がありますから。縄文杉は屋久島の森の奥深くにあり、登山口から片道5時間、往復10時間の道のりです。私自身、登山の経験はなく、道中はとてもツラかったのですが……。さらに、屋久島は1カ月に35日雨が降るといわれており、全身ずぶ濡れになりました。しかし、縄文杉にたどりつき、スマートフォンに目をやると、4G LTEの表示が! いやぁ、感動しましたね。それまでの苦労が一瞬にして吹き飛びました。それから数カ月後、宮之浦岳にも登り、そこでもつながっていることが確認できました。そのときはたまたまガイドさんがauをお使いで、『それまでは縄文杉や宮之浦岳ではケータイがつながらなかったので、使えるようになってとても助かっている』とおっしゃってくださいました」

“つながらない”を”つながる”に変えたい――そんなゲンバダマシイに支えられ、通信エリアの整備が行われた、屋久島の自然遺産地域。T&S取材班としても、実際につながるのかどうか、この目で確かめておきたい。種子島での取材を終え、伏見と別れたT&S取材班は高速船に乗り込み、屋久島へ向かった。


種子島の西之表港から屋久島の安房港まで、高速船で50分ほど

いざ、屋久島の世界自然遺産地域へ

AM6:00

伏見の言葉にあったように、屋久島のなかでも特に観光客から人気の高い縄文杉を見に行くには、スタート地点の荒川登山口から片道5時間かかる。T&S取材班は屋久島到着の翌日、朝4時半に宿を発ち、路線バスと登山バスを乗り継いで、6時過ぎに標高600mの荒川登山口を出発した。


AM6:00、縄文杉登山のスタート地点となる荒川登山口に到着



屋久島までついてきた編集部員の大ちゃん。特に何ができるわけでもなく、足手まとい以外の何物でもなかったことは本人には内緒だ

歩き始めてしばらくは、トロッコ道を進む。かつては伐採した杉を搬出するためにトロッコが使われていたが、現在はその軌道が登山道になっている。


コースの約8割を占めるトロッコ道。枕木に足を取られ、歩きづらい

AM9:00

3時間ほど歩くとトロッコ道が終わり、そこから先は本格的な登山道に。路面は険しく、勾配は一気に急になっていく。

屋久島の森は緑も空気も濃密。太古から続く自然のパワーを感じる。時折、シカやサルといった野生動物に出くわすことも。

ヤクシカとヤクザル。どちらも屋久島に固有の野生動物

急登を進み、標高を上げていくと、立派な屋久杉が連続して姿を表す。1966年に縄文杉が発見されるまで最大の屋久杉とされていた大王杉もそのひとつ。


推定樹齢3000年、胸高周囲11.1mの大王杉

AM10:00

大王杉からすこし歩くと、そこから先が世界自然遺産地域であることを示す看板が見えてくる。縄文杉まであとすこしだ。

縄文杉の前で、4G LTEがつながる!

AM11:00

荒川登山口をスタートしてから約5時間、ようやく縄文杉にたどりついた。標高は1,310m。縄文杉は屋久杉のなかでも最大級の大きさを誇り、樹齢については諸説あるものの、推定で2000年から3000年と言われている。写真では何度も見ていたが、実物を目の前にすると、その迫力にただただ圧倒された。取材で来ていることを忘れて、しばし見入ってしまう。

胸高周囲16.4m、屋久島最大の巨木として知られる縄文杉

そして手元のスマートフォンに目をやると……

つながっている! 4G LTEの表示もバッチリ。たまたまだが、TORQUEの色合いもよく似合っている。

通信も通話も問題なく行うことができた。

屋久島の太古の森の奥深く、はるか昔からそこにある縄文杉の前で、最新のスマートフォンを使い、4G LTEの高速通信ができる。しかもその電波は、35kmも離れた種子島から来ている。そう思うと非常に感慨深いものがあり、”つながらない”を”つながる”へと変えることに情熱を傾ける伏見のゲンバダマシイに感謝の念を抱かずにはいられなかった。……と同時に、これからの帰り道、また5時間も歩かなければならないことを考えると、暗澹たる気分になる編集部員であった。

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国内でホームステイ!? 「KitchHike(キッチハイク)」で夕食をごちそうになってきた

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ちょっと時間が空いたとき、気軽に海外旅行に行けたらどんなに楽しいでしょう。とはいえ仕事や学校、そのほかさまざまな予定に左右されて、海外へ行くためのまとまった時間を確保するのはなかなか難しいのが現状です。

そんなもどかしさを解消できるサービスが、最近話題になっています。それは、海外など現地の人の家で、現地の食事ができる「KitchHike」。一体どんなサービスなのか、その実態を探るべく、サービスを提供する「KitchHike」さんに取材し、実際にサービスも体験してきました!

「もてなしたい」と「体験したい」を結ぶサービス

まず、KitchHikeがどのようにして生まれたのかと、そのサービスの内容を共同代表の浅利泰河さんに伺いました。


KitchHike共同代表の浅利泰河さん

浅利さん「学生時代から海外旅行が好きで、社会人になっても休暇のほとんどを旅に使っていました。で、思い返してみると、旅のなかでいちばん思い出に残るのって、現地の人たちと交流したことなんですよね。あるとき知り合った地元の人の家に招かれて、ご飯をごちそうしてもらったことがあったんです。ああ、日本から遠く離れて、まったく別の人の人生に自分はいま入り込んでるんだな、と。ガイドブックには載ることのない、まさにローカルな生活に溶け込んだ不思議な感覚でした。これが、KitchHikeのアイデアにつながる原体験でした。『ご飯を通して人と人がつながる』という自分の経験をもっと気軽に、安全にできたらなと思って。そこで、プラットフォームというかたちで、ユーザー同士が直接コミュニケーションを取ってサービスを受けることができる仕組みを作ったんです」

――具体的なサービスの内容は、どんなものなのでしょうか?

浅利さん「ユーザーには、COOKとHIKERの2者がいます。COOKは文字どおり、料理をふるまう人。KitchHikeに登録して、プロフィールと作りたい料理の概要、値段などを入力して、サイト上で公開します。HIKERは、それを見てCOOKの家に料理を食べに行く。食べたい料理や会ってみたいCOOKを見つけたら、希望の人数と日程をサイト上でリクエストしてCOOKの承認を得ることができれば、交渉成立です。カードで事前に料金を支払い、あとは当日、COOKの元に行くだけです」

「現在は国内外で合わせて約500人のCOOKが登録されていて、食べられるメニューの数は約600種類あります。KitchHikeのポイントは、『人をもてなす』という行為によって、COOKがきちんと収入を得られるところにもあります。たとえば、アフリカの小さな村に住むCOOKも、普段の食事で外国人旅行者をもてなすことで、直接的に外貨を得ることができます。今まで出会うこともなかったCOOKとHIKERが自分たちのサービスを使って出会い、HIKERは忘れられないような貴重な体験を、COOKは”もてなし”によって収入を得るわけです。もちろん、COOKにとってもお金の話だけではなく、その出会いは自分の日常に素敵な刺激をもたらすはず。『食卓を囲むことがお互いの幸せにつながっている』ということが、僕自身、このシステムを運営することに幸せを感じるポイントでもあります」

――料理で世界をつなげるサービスですね。運営していくなかで、当初考えていたシステムと違う使い方なども出てきているのでしょうか?

浅利さん「サービス開始当初は、まずは日本人が海外で現地の食事体験をできる場の提供をテーマにしたんです。ところが今では、日本人HIKERが日本に在住する外国人COOK の家へ訪問し、本場のご飯を食べてコミュニケーションを取ることで、ちょっとした海外旅行気分を味わうといったケースも多いようです。これは運営側の私たちも予想していなかった、面白い使い方だなと思っていて」

「こうして新しい使い方がユーザーから生まれていくことも、プラットフォームの魅力ではないでしょうか。いま日本には、急激に訪日外国人が増えていますから、彼らと日本人が食卓を囲む機会も今後どんどん増えてくるはず。もてなす側と遊びに行く側、両方のマインドが少しずつ変化していく。『旅先で、人の家でご飯を食べる』ことが普通の感覚になる未来は、世界中の人がネット上だけでなく、リアルにつながることのできる、『来るべき世界』だと思っています」

COOKとHIKER、それぞれがハッピーになれる仕組みがKitchHikeには用意されているんですね! 百聞は一見にしかず。そして、百見は一験にしかず。ということで、筆者もさっそくKitchHikeにHIKERとして登録。気になるCOOKのお宅へお邪魔して、プチ海外旅行を体験取材してきました!

インドネシアの定番家庭料理を堪能!

今回お邪魔させてもらったのは、東京在住でインドネシア出身のTariさんのお宅。事前にKitchHikeから、「Soto Ayam Lamongan(ソトアヤム ラモンガン風)」というインドネシア料理をオーダーしました。

そして当日。緊張しながらTariさんのお宅に入った瞬間、ガーリックの香ばしい香りが! その先で出迎えてくれたのは、エプロンを着けて料理に取り掛かっていたTariさんご本人でした。とっても明るく優しい人柄で、少々緊張していた筆者もすぐに打ち解けることができました。実は、TariさんはKitchHikeでCOOKとして料理するのは今回が初めてだそう。COOKになったきっかけを聞いてみると?

Tariさん「インドネシアのいろいろな料理を食べてほしかったんです。日本のレストランにもなくはないけど、現地の味とはちょっと違うんです。でもそれは、現地と同じ食材を使うと価格がすごく高くなるから、仕方のないこと。だから、普段私たちが使っている食材や調味料をきちんと使って、日本の人に本物のインドネシアの味を伝えたかったんです」

料理をしながら、食材や調理方法について、丁寧に説明してくれるTariさん。普段の生活では見たこともないような食材たちがどんどん登場します。手前の袋に入っているのは、インドネシアでよく使う赤タマネギ。奥にある緑色のものは、ライムの葉っぱだそう。このような珍しい食材は、上野のアメヤ横丁や、近隣のアジア食材が豊富なスーパーマーケットで手に入れるんだとか。

「料理ができるまでつまんでおいて」とTariさんが出してくれたのは、大豆とドライイーストを混ぜ、スライスして揚げたこちらのお料理。欧米などではベジタリアンがお肉の代わりにしているというだけあって、食べてみると本当にお肉のような味!

Tariさん、もともと料理を作るのが大好きだそうで、子供のころに、お母さんからインドネシア料理のレシピを教わったのだとか。日本に住んで10年以上にもなる現在も、頻繁に故郷に帰っているそう。今回作ってくれる料理も、Tariさんが普段から食べている庶民的な料理だと教えてくれました。

つい見入ってしまうほどの手際の良さ。料理の手伝いをさせてもらいながら、インドネシアのこと、日本に来て感じたことなど……話は尽きません。お互いの話も盛り上がってきたところで、本日の料理が完成です!

そして料理の完成! 幸せなひとときを「いただきまーす!」

あっさりしつつもスパイスが効いたスープが決め手の「Soto Ayam Lamongan(ソト アヤム ラモンガン風)」

みんなでテーブルを囲んで、Tariさんが作ってくれた「ソト アヤム ラモンガン風」に舌鼓。Sotoは、ターメリックなどのスパイスや、ガーリックが入ったスープのことで、Ayamは鶏肉のこと。そのほかにもフォーやもやしなど、たくさんの具材が入っていて体に優しいスープです。こちらは30ドル。Lamonganというのは地名で、インドネシアでも東ジャワ地方にある場所。「インドネシア料理」といっても、地域によって種類も味付けもまったく違うのだそう。いただいてみると、さっぱりしているのに、さまざまなスパイスや出汁のおかげでコクがあって、ペロリと完食してしまいました。

取材中、なにより強く感じたのは、Tariさんの惹き込まれるような人柄。笑顔を絶やさないTariさんとお話していると、自然と場が和んで話も弾みます。当日同行いただいた浅利さんによると、サービスが開始されてから今まで、ユーザー間のトラブルの報告はなんとゼロ。家に直接訪問するスタイルをとっているにもかかわらず、これはすごい! COOKとHIKERがいかに円滑にコミュニケーションできているかを証明しています。

TariさんにもKitchHikeの感想を聞いてみました。

Tariさん「普段もホームパーティーをよくやっているので、それに近い感じでした。こうやって料理を囲んでインドネシアのこともたくさんお話できて、楽しかったです。これからもKitchHikeを通してたくさんの人と出会えたら嬉しいです」

「料理」というひとつのツールを通して、COOKさんの国のお話をたくさん聞き、一緒に過ごしたあたたかい時間は、まさに「日本にいながら海外体験」そのもの、もしくはそれ以上かもしれません。インターネットを入り口として、リアルでこうしたつながりを生み出す仕組みを作ったKitchHike。今後は、旅行代理店と連携して日本に来る海外旅行者にKitchHikeのサービスを紹介し、日本の一般家庭で「ごはん体験」をしてもらったり、料理好きな人との接点が多いメディアや企業と一緒に新しい取り組みを広げるプロジェクトを進めていくとのこと。これはますます目が離せなくなりそうです。

年末年始などまとまった休暇にはもちろん、料理を通して、1日だけの海外旅行もできるはず。日常から抜け出して、本場の海外料理と文化を楽しみたい人は、一度HIKERデビューしてみてはいかがでしょうか。

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実話をもとにしたauショップスタッフ動画が、ちょっとほっこりするので公開します

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毎日たくさんのお客さまが来店するauショップ。

その一人ひとりの接客にはさまざまなドラマがあります。そして、そこで働くショップスタッフは、お客さまからの笑顔をやりがいに働いています。

今回ご紹介するのは、「all for you〜ココロつながる、瞬間〜」という動画。auショップスタッフに接客対応の大切さを共感してもらうため、そしてショップスタッフという仕事にやりがいを感じてもらうために……。そんな思いで、KDDIがauショップスタッフに見てもらうために製作したものです。

ストーリーは3つ。動画には、スマホの使い方を聞きに来たお年寄り、耳が不自由な若い女性、解約を迫られるお客さまが登場します。すべて、auショップでの実話をもとにした動画です。

「まったく同じ経験をしたので感動した」「動画を見て前向きな気持ちになった」と、多くのauショップスタッフや社員から共感の声が相次いだため、TIME & SPACEでもご紹介することにしました。

「all for you ~ココロつながる、瞬間~ episode.1 名刺」篇

「all for you ~ココロつながる、瞬間~ episode2.手話」篇

「all for you ~ココロつながる、瞬間~ episode.3 ちゃっちゃと」篇

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ウエアラブルは、「身に着ける」から「着る」時代に。

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スマートウォッチやスマートグラスは便利だけれど、毎日身に着けるのをついつい忘れるという声は少なくない。充電が面倒、ベルト部分がかぶれる、そもそも普段は時計やメガネを使わない……といった理由で、せっかく買ったウエアラブルギアを手放す人もいるだろう。身に着けるのがダメなら着てしまえばいいのでは? というわけで、最近では文字通り、「着るウエアラブル」の開発が進んでいる。


Googleが手がける「プロジェクト・ジャカード」(画像提供:Google)

Google の「プロジェクト・ジャカード」は、導電性のある繊維を織り込み、布の表面をタッチパッドのようにすることで、たとえば、スーツの袖口でウエアラブルギアを操作できるようにする取り組みだ。繊維はGoogleが関西の繊維メーカーと開発し、製品アドバイザーとしてアーティストの福原志保氏も参加している。普通の布と同じように裁断したり、洗濯したり、手がぬれているときでもスマホが使える。現在、ジーンズメーカーのリーバイスと共同で、この導電性のある生地を用いたジーンズの開発にも取り組んでいる。ジーンズならうっかり忘れることもないし、操作できる範囲が広いのでかなり使いやすそうだ。

同じく、繊維メーカーの帝人と関西大学でも、体の動きを感知する着用型の「ウエアラブルセンサー」を発表している。体を動かすときに発生する電気の流れを検知し、曲げ伸ばし、ひねりなどの三次元の動きを感知することで、どのように体を動かしているかが正確にモニタリングできる。たとえば、職人に着てもらって体の動きを分析、記録したり、寝ている体勢から体の不具合を発見したり、さまざまなシーンでの活用が期待されている。


帝人と関西大学が開発した3タイプの圧電ファブリック(写真提供:帝人)

布全体ではなく、イラストをプリントするように導電機能を印刷できる導電インクも東京大学が開発している。繊維の合間にセンサーを織り込めるので、より高精度なセンシングができるようになり、もちろん洗濯もできる。


東京大学が開発した導電インク(写真提供:東京大学工学部)

すでに製品化も始まっていて、ゴールドウインでは東レが開発した導電性の新機能素材「hitoe(ヒトエ)」を使ったスポーツウエア「C3fit IN-pulse」を発売している。着るだけで心拍数などの生体情報を測ることができ、長時間、身に着けていても違和感がない。センサーが体全体に付けられるので、精度も高いのが特徴だ。ウエアで集めたデータをもとに、効果的なトレーニングをアドバイスするアプリも開発されており、体調管理にも役立てられるという。スポーツウエアだから、老若男女関係なくスマートデバイスを気軽に身に着けられるので、健康管理にも役立つだろう。

さらに、開発は全世界レベルで競争が始まっていて、あのラルフローレンもウエアラブルなポロシャツ「Polo Tech」を発売している。繊維の中に編み込まれたバイオセンサーで心拍数をはじめ、消費カロリーやストレスレベルまでリアルタイムに測ることができ、特にデータ分析を活用したトレーニングプログラムの開発が進んでいるテニス業界で注目を集めている。価格は299ドル(約3万5,000円)と手ごろなことから、将来的にはさまざまなスポーツウエアに応用される可能性が高い。

スマートファッションが普及すれば、着るものに疎いといわれるギークな人たちも関心を持つようになり、一気にお洒落な人が増えるかもしれない。スマートファッション専門のデザイナーやファッションメーカーの登場も、これから期待したいところだ。

関連リンク

プロジェクト・ジャカード
布地にプリントできる世界最高導電率の伸縮性導体を開発
東レ hitoe
Polo Tech
関西大学「システム理工学部の田實佳郎教授と帝人が、世界初・圧電ファブリックを開発」

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【つながるひみつ】第7話「地下鉄の中でも電波が届くひみつ」

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携帯電話やスマートフォンがつながるのはなぜなんだろう? 遠く離れたところにいる人の声がアッというまに届くしくみには、一体どんなひみつが隠されているんだろう?

地下鉄に乗っていた大ちゃんのスマホに、待ち合わせしているあずきちゃんから「スマン遅刻しそう」というメッセージが届きました。その返事を打っているうちに、ふと、大ちゃんは地下鉄の中でスマホがつながるのはなぜなんだろうと考え始めました。地下だから電波は届かないはずなのに? 答えはもちろん、地下トンネルの中にアンテナがあるからです。大ちゃんは、そのアンテナが窓の外に見えるはずだと思いました。ところが……。

さあ、地下鉄でつながるしくみを探る旅のスタートです。

大ちゃんは走る車両の窓に顔を押しつけるようにして、地下トンネルの中にあるはずのアンテナを見つけ出そうと目をこらしました。でも……。

大ちゃん「おかしいぞ、アンテナらしいものが見つからない……。絶対どこかにアンテナがあるはずなのに。電波くんに聞いてみよう。電波くーん!!」

電波くん「なに大ちゃんどうしたの?」

大ちゃん「地下鉄のトンネルの中にアンテナが見つからないんだ」

電波くん「それはね、大ちゃん……」

電波くんが教えてくれたアンテナは意外な姿をしていました。1本の長ーいケーブルの形をしていたのです。

大ちゃん「えっ、この電線みたいなのがアンテナ!? どうりで見つけられないわけだ」

地下鉄のトンネルは曲がりくねっているので、普通のアンテナでは電波がうまく届かないところがたくさん出てきます。そのため、アンテナを特別な形に加工して、トンネルの壁に沿って張りめぐらしているのです。こうすることで、トンネル内のどこでも電波が届きます。

電波くん「さあ大ちゃん、あずきちゃんのところへ行こう!」

あずきちゃんへのメッセージのデータを運ぶ電波くんの背中に、大ちゃんは急いで飛び乗りました。

電波くんの背中に乗ってあずきちゃんのもとに向かう大ちゃん、ふと疑問に思いました。

大ちゃん「そういえば、地下鉄の駅のホームでも携帯電話がつながるのは、ホームにアンテナがあるから?」

電波くん「そうだよ。ちなみに、地下鉄の駅ばかりじゃないんだ。前に勉強したように、ビルの高層階はもちろん、地下階や地下街などにも、たくさんのアンテナが設置されているのさ」

大ちゃん「ビルの高層階だけじゃなく、地下でもしっかり対策をしているんだね」

いまや全国のほとんどの地下街で携帯電話がつながるのは、地下のアンテナ設置をせっせと進めていったからなのです。

大ちゃんと電波くんは基地局経由で交換局に到着。あずきちゃんの居場所を教えてもらうと、さらに光ファイバー網の中を突き進みます。どうやら、あずきちゃんはA駅とB駅の間を走っている地下鉄の中にいるようです。

電波くん「さあ、いよいよ電波に変身して飛び出すぞ〜!!」

大ちゃんくん「あれっ!? このホームの隅っこにあるアンテナ、さっきの電線みたいなアンテナと違うよ」

電波くん「そうだよ! これは指向性アンテナといって、トンネル内に向けて電波を発射しているんだ。指向性アンテナは駅と駅の間が短くて、しかも直線で見通しのよいトンネルの対策でつかわれるんだよ」

あっという間にあずきちゃんのスマホに到着した電波くんと大ちゃん。でも、あずきちゃんは居眠りの真っ最中。

大ちゃん「なんだよお、せっかく、『気にしなくていいいよ』ってメッセージを送ったのに、居眠りしてるなんて〜」

電波くん「しかも、大ちゃん。この地下鉄、待ち合わせの駅とは反対方向に向かっていない?」

大ちゃん「ほ、ほんとだ……」

あきれて顔を見合わせる大ちゃんと電波くんでしたが、地上の電波が届かない地下鉄や地下街でも、通話や通信が普通にできるひみつがわかってよかったね!

※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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ソ連崩壊から20年余り。共産主義時代のイメージがつきまとうバルト三国だが、エストニアは「IT立国」というポジティブなイメージをつくり上げることに成功した。世界的なP2Pの通信サービス「Skype」など多くのIT企業が生まれ、行政が高度に電子化し、住民はIDカード1枚で選挙投票、納税、公共交通機関の利用など多くの行政サービスを受けることができる。

では、なぜエストニアは「IT立国」と呼ばれるまでになったのだろうか? 早稲田大学でバルト地域の地域研究を行っている小森宏美さんにお話を聞いた。

エストニアが「IT立国」と呼ばれるようになった3つの要因

――なぜエストニアでIT環境が進んでいったのでしょうか。

「国土が小さく、人口も少ないということがあります。1991年に独立を回復した当時は、国際電話をかけるのも大変でしたし、電話機も電話線も少なかった。そのため、電話線を引くより携帯電話を使う方が速いので、いきなりみんなが携帯電話を持つようになったんです。通信インフラと同時に、インターネット環境も一気に普及していったんです」

――隣国には、北欧の経済大国フィンランドの存在もあります。

「エストニアにとって、フィンランドの存在は大きいと思います。長年、フィンランドが『自分が兄だと』と言い続けていて、そのなかでエストニアはいかにそれを超えていくのかがテーマとなっています。ソ連から独立したあと、最初の大統領のレナルト・メリは、エストニアのノキアを見つけないといけないと言いました。やはり、フィンランドがモデルとしてあるんですね。エストニアのように特別の産業もなく、資源も乏しい国はITの道しかないということを、大統領が積極的に発言していったわけですね。さらに言えば、製造業やIT産業などは、フィンランドの人や企業が入っていて、そこで地元のエストニア人を雇っています。だから、モデルケースというだけではなく、実際に、人もお金も企業もフィンランドなどから入ってきている。そこはとても大きいことだろうなと思います」

――国の経済政策はどうですか?

「エストニアは非常に自由主義的な経済政策をとりました。たとえば、1990年代の前半に、電話会社も含めて国営企業をすべての民間に売り払ってしまいました。それによって、外国資本がすべての分野で参入可能になった。いわば、大胆な経済政策の自由化も、先進化の理由のひとつだと思います」

――なぜエストニアは、バルト三国のなかで、いち早く経済の自由化ができたのでしょう?

「これは経済の専門家も言っていることなんですが、経済の自由化以外に政策の選択肢がなかったんです。一般に、関税や農業補助金の完全撤廃、法人税の廃止(ただし、再投資分のみ)などがよく挙げられますが、ほかの政策を採ろうにも予算がまったくないので、いちばん良いのは自由にやらせることだったんですね。それが当たったことで、さらに自由化が加速していったんです」

一方で、小森さんはこうも指摘する。

「確かに、いろいろなところで先進的なことをやってはいますが、エストニアの経済におけるIT産業の占める割合は、実はあまり大きくありません。エストニアというと、やはりソ連のイメージがつきまといますが、独立後の90年代はずっと経常収支は赤字。投資を呼び込むためには国のイメージが良くないといけない。そこで、通貨もIMFの反対を押し切りすぐに切り替えて、とにかく国が安定しているというイメージをつくり出したんです。”IT立国”というのは、そのための国家の戦略でもあるんです」

とはいえ、エストニアがバルト三国および旧ソ連の国の中で経済政策が成功している部類に入ることは間違いない。特に、起業に関しては世界でもトップクラスに活発で、国民ひとりあたりの起業数は欧州で一番ともいわれており、たとえ戦略だとしても、「IT立国」のイメージは定着している。昨今、ベンチャー支援の必要性の叫ばれる日本もエストニアから学べることは多いだろう。

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“つながる”を支える”はたらくくるま”。「車載型基地局」の秘密に迫る!

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お祭り、花火大会や、有名アーティストの野外コンサート、あるいはコミックマーケットのように一般の人が主役になるものなど、日本国内では多種多様なイベントがいたるところで開催されている。また、それらの中には10万人規模の動員となるイベントも少なくない。

エリアに人が集中するとなると、通話やネット閲覧など、スマホでの通信はスピードが落ちてしまったり、ときにはまったくつながらなくなってしまったり、ということも起こり得るはず。しかし、「昔はそういうこともあったけど、最近はちゃんと通話できるよな……」との実感を持つ方もいるのではないだろうか?

大量のトラフィック(通信量)発生が予想される巨大イベントでも、安定的に”つながる”状況をつくる――それを実現しているのが、「車載型基地局」だ。文字どおりアンテナなどの通信に必要な設備を搭載し、臨時に基地局を開設できるクルマのこと。KDDIは20台の車載型基地局を保有し、日本全国のさまざまなイベントなどへ出動している。

普段は人の目に触れることの少ない車載型基地局だが、今回、T&S編集部はその取材を許された。どこでもつながることを実現するため、何が備えられ何をしているのか? そんな車載型基地局の秘密を、徹底解剖する!

これがKDDIの「車載型基地局」だ!

①アンテナ

移動基地局のシンボルともいえるアンテナ。音声通話なら約100回線のトラフィックをさばき、データ通信の場合は約千ユーザーが同時利用可能だ。

アンテナは伸縮式。伸ばしきるとその高さは11メートルにもなり、これはマンションの3~4階に相当する

②車内

アンテナがキャッチした音声通話の電波は、車内の装置によって音声を光信号へ変換し、各地域に設けられた「ネットワークセンター」へ送信。そこから、電話をかける相手につなぐ。実はこれ、常設の基地局とまったく同じ仕組み。「車載型基地局」だからといって、スペックが劣るわけではないのだ。

③車両後部

車両後部のハッチを開くと、まず目に飛び込んでくるのが発電機(水色の装置)。災害時に出動することもある車載型基地局は、どこでも稼働するために、発電機を備え付けている。また、発電機の左上にあるのはエアコンのファンで、高温で車内の装置がダメージを受けないよう、空調管理がなされている。

④車両右側面

発電機の前方には、バッテリーを搭載。車体後部右のドアを開けると、その姿を確認できる。この発電機とバッテリーを備えることで、車載型基地局は燃料さえあれば24時間稼働が可能となっている。

⑤パラボラアンテナ

車載型基地局は通常、近くにある既存の回線と接続し、ネットワークセンターと通信する。だが、災害時などは回線自体が被害を受けている場合も……。そんなときに活躍するのが衛星通信が可能なパラボラアンテナ(写真左の丸い物体)。使用時はこれを立ち上げ、人工衛星を介した音声通話、データ通信を可能としている。

⑥ジャッキ

車体底面にはジャッキを設置。基地局を固定する役割をもつのはもちろんだが、設置場所が平坦でない場合、車両全体を水平に保つ役目も果たす。

アンテナとジャッキの操作はリモコンで行う。赤いスイッチはアンテナを伸ばし、そして縮めるもの。真ん中の黒いスイッチは4基のジャッキを一括で操作し、ほか4つの黒いスイッチで各々のジャッキを調整できる。

⑦赤ランプ

華やかなイベントだけでなく、通信環境の復旧が早急に必要とされる災害被災地にも車載型基地局は出動する。その場合、運転席上部に据え付けられた赤ランプ点灯、サイレン鳴動により、必要に応じた緊急走行を実施する。緊急走行のため、運転手は特別な研修を受けるのだとか。

イベント時には特別塗装バージョンも!

ロゴ以外の部分は真っ白なボディの、KDDIの車載型基地局。だが、イベントによっては特別な塗装が施されることも。今年夏の「コミックマーケット88」では、CMでおなじみの「三太郎」のイラストが車体側面に描かれた。

楽しいイベントから、インフラが止まり厳しい状況に置かれる災害時まで、さまざまな場面で活躍する車載型基地局。日頃、目にする機会はあまりないが、その役割は、当たり前に「つながる」ためになくてはならない存在なのだ。

※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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世界のドローン20 ドローン開発の”これから”が見える、世界最大のインタラクティブイベント

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米・テキサスのオースティンで、毎年3月に開催されるイベント「SXSW」(South by Southwest)。Music(ミュージック)、Film(フィルム)、Interactive(インタラクティブ)の異なる3ジャンルをひとつに集め、それぞれが影響し合いながら、時代を変えるクリエイティブやイノベーション、スタートアップビジネスを発表するという、ほかにはないユニークな特徴を持った国際イベントである。特に近年は、優秀なスタートアップを世界から集めて紹介するイベントとしても注目を集めている。

3つのジャンルはそれぞれ開催時期が異なり、IT関連の話題を取り上げるInteractiveは3月13日から17日に開催され、そのあいだ、全体で1,000を超える膨大な数のセッションやワークショップが行われる。ITトレンドやアイデアを先取りした内容が多く、今年はロボットや人工知能、IoT、ファッションウエアラブル、デジタルヘルスなどが取り上げられていた。

「空飛ぶロボット」として位置付けられるドローン

SXSW Interactiveでは、小さい規模ながら展示もあり、手のひらに乗る小型ドローンで話題の「micro drone」などが出展されていた。日本からも、東京大学関連のスタートアップが集まる「TODAI to TEXAS」に、小型ドローンの「フェノクス(Phenox)」が出展されていたが、ドローン本体というよりは、ドローンを操るLinuxベースのアプリケーション開発に力を入れている。ユーザーが操作するのではなく、自律で動く、いわば空飛ぶロボットという位置づけで開発が進められている。


2人の東大生が開発するフェノクスは、ドローンというより空飛ぶ自律型ロボットいう位置付けで、今後、ビジネスとしては、開発プラットフォームの構築を重点的に進めるとしている


SXSW会場でデモ飛行していたPhenox 2(画像提供:Phenox社)

ドローンは昨年のSXSWで大きく話題になり、公共政策や部門のコンサルタントを務めるサマラ・カシム氏(Samra Kasim)が、「米国内には修理の必要な橋が7万以上あり、検査にドローンを利用するのが有効である」と話して話題となった。今年はその影響か、前述のフェノクスをはじめ、ドローンの運転システムを開発するスタートアップの参加が目立った。

自動運転システムに注目集まる

たとえば、世界から500を超えるスタートアップが集まるピッチコンテスト(短時間のプレゼンでビジネスアイデアを評価する)「SXSWアクセラレーター」では、ドローンの新規ビジネスを提案する3つの会社が、3つの部門でそれぞれファイナリストに選ばれていた。うち2社はドローンの運転システム開発の会社である。

そのうちのひとつ、Enterprise and Smart Data Technologies(エンタープライズとスマートデータ関連技術)部門でファイナリストに選ばれていた、ピッツバーグのIdentified Technologies社が開発する「Boomerang」は、工業用の調査ドローン・システムで、電子地図上に調査範囲を指定すると、自動でドローンが情報を収集し、集めたデータをリアルタイムでチェックできる。ロボット掃除機と同じように、自動で充電や格納できる専用のドックステーションもあり、遠く離れた工事現場に毎日、人が通わなくても定点観測などができる。無人で使うため、セキュリティにも配慮している点が、コンテストでは評価されていた。

農業用ドローンのインテリジェントシステムを開発するSLANTRANGE社は、Innovative World Technologies(国際イノベーション技術)部門でファイナリストに選ばれていた。グライダータイプのドローンに高性能センサーを搭載し、農地の状況をより詳細に調査できるシステムで、広範囲を効率良くスピーディーに調査できる。農業分野の調査開発を20年間続けてきた実績をもとに、今後は作物のストレス度など、さらに多くの農業データを収集できるようにするとしており、同部門の最優秀賞にも選ばれている。


Identified Technologies社の「Boomerang」は指定したエリア内を自動で調査し、自給もできるドックステーション付きの調査用ドローンシステム


スタートアップが集まるパーティで建物の外観を自動撮影するドローンサービスのデモを紹介していたHoverStat社

SXSWと併催されたスタートアップ向けイベントTech Cocktailでは、ドローンを使った住宅や建物の調査を行うシステムをHoverStat社が出展していた。建物全体の状態をビデオで記録する自動運転システムで、不動産や保険会社の社員が手軽に使えるという。出展の時点ではまだ開発中ということだったが、アメリカで保険の支払い調査にドローンを使う事例はすでにあり、日本の場合は災害調査などに活用されそうだ。

ドローンの運転システムの開発については、実は最近になって大手ドローンメーカーも力を入れつつある。さまざまなITトレンドを先取りするSXSWで、来年はドローンがどのように取り上げられているのかが気になるところだ。

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SXSW
2015 SXSW Accelerator® Winners, Finalists & Alternates
Tech Cocktail’s Startup Celebration at SXSWi 2015

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Android OS「マシュマロ」はスマホをおいしく変える!?

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画像提供:Google

Androidファンならご存じのとおり、AndroidOSのコードネームは、アルファベット順にお菓子の名前というのが恒例だ。下の表をご覧あれ。

事前の開発者向けプレビューでは「Android M」とだけアナウンスされていた最新のAndroid 6.0。正式なコードネームはマドレーヌでも、マンゴープリンでもなく、「Marshmallow(マシュマロ)」に決定。やっぱりお菓子の名前だった。では、このAndroid 6.0では何がどう進化したのだろう。

ここでは、Androidのコードネームの歴史や最新版がマシュマロに決まった経緯などを紹介

どんなことができるようになったの?

■プライバシーを強力に守るアップ・パーミッション

これまでAndroidでは、アプリのインストールをするときは、「次へのアクセスが必要」と表示され、「アプリ内購入」や「Wi−Fi接続情報」といったアクセス権要求が並び、これらをすべて認めないとインストールができなかった。これでは悪意のあるアプリに、プライベート情報にアクセスされる危険性がある。そこで、Android 6.0ではアプリが要求するアクセス権を個別に許可・不許可できるようにし、自分がアクセスしてほしくない情報にはNOと設定できるようになったのだ。これで、ユーザーのプライベートな情報へのアクセスが制限され、セキュリティも強化される。

■最新のUSB Type-Cに対応、ケーブルの抜き差しも楽ちん

これまでのUSBとは、端子の形状も性能も異なる最新のUSB Type-Cをサポート。USB Type-Cでは端子の形に上下がないので、抜き差しが楽ちんになるし、転送スピードも速くなっているため、充電時間も従来の4分の1ほどに短くなる。

■OSレベルでの指紋認証機能がついに実現

これまで一部の端末だけが対応していた指紋認証機能が、OSレベルでサポートされるので、さらに多くの端末で利用できるようになる。この指紋認証機能はスマホのアンロックのほかに、Android Pay(お財布携帯のような機能)の支払いの際にも使われる。

■ドーズ・モード機能でバッテリーが2倍長持ち

端末の加速度センサーを利用して、端末が手に持った状態なのか、机などに置かれたままなのかを認識。ユーザーが手にしていないときには、より深いスリープ状態に入るというのがドーズ・モード機能。この機能のおかげで、スリープ状態ではバッテリーがこれまでのおよそ2倍持つという。ちなみに、ドーズ(Doze)とは「居眠り」の意味。

■アプリのデータも自動的にGoogleドライブにバックアップ

アプリ本体だけでなく、アプリのデータも自動的にGoogleドライブにバックアップされるようになる。1アプリあたり25MBという制限はあるけれど、サードパーティーのバックアップアプリを使う必要がなくなるので簡単、かつ安心だ。

■これぞ最先端の個人秘書――Google Now on Tap

ホームボタンを長押しすると、いつでもGoogle Nowが登場してアシストしてくれるようになった。これがどんなに便利なことかというと、例えば、メールにゴジラの映画のことが書いてあったとする。ここでホームボタンを長押しすると、Google Nowのウィンドウが画面の下の方に現れて、ゴジラの映画の情報や関連URLなどを表示してくれる。Google Nowがこれまで以上に便利、かつ賢くなったのだ。

他にも、コピペのユーザーインターフェースが使いやすく変更されたり、ホームアプリ(Google Nowランチャー)が大幅に改善されるなど、数多くの新機能を搭載し、使い勝手も格段に洗練されたAndroidマシュマロ。すでにアップデート配信が始まっているので、どれぐらい〝おいしいOS〟に仕上がっているのか、実際に味わってみてほしい。

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【検証】あえて遠回りルートを提案するアプリに導かれ、春日から渋谷に向かってみた

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社会人ともなると、訪問先が初めて降りる駅、というケースが増える。そんなときは乗換案内アプリ。目的地には最短距離で、最速で、乗り換えなども最低限に、すんなりとたどり着きたいものだ。……しかしどうだろう? 本当にそれでいいのだろうか? 果たして効率化だけが人生なのだろうか……?

というわけで、今回紹介するのは奇妙な乗換案内アプリだ。ジョルダン株式会社がリリースした「乗換案内norippa」は電車に長く乗り続け、かつ費用負担をなるべく増やさないような経路を提案する”新発想の経路検索”だそう。

たとえば、新宿駅発~新宿三丁目駅着の経路検索をしてみよう。通常であれば、東京メトロ丸ノ内線に乗れば、2駅1分で到着してしまう距離である。これを「乗換案内norippa」で30分かけて移動したいと設定し、検索してみると、新宿から池袋を経由して新宿三丁目に29分かけて到着する経路が案内されるのだ。

このアプリ、一体どんな経緯で開発されたのだろう?

「実は、ユーザーのなかに、『電車に乗りっぱなしでいたい』というニーズがあるようなんです」(ジョルダン株式会社・長岡豪さん)

たとえば、会社員が取引先のハシゴをする場合。A社からB社へ行く間には空き時間が発生することも多く、そんなときはカフェで時間を潰しがち。この余計な出費を敬遠し、「それだったら電車で遠回りし、ジャストなタイミングで目的駅に到着したい」という声に応えてのアプリ開発となった。

「カフェへ入ると、最低でも数百円の出費が避けられません。そのドリンク代より安い交通費に設定して検索していただくことも可能ですし、それでいて、もっとも適当な到着時間まで電車に”乗りっぱ”していただけます」(長岡さん)

運賃はできるだけ安く、しかも意図した時間の”乗りっぱ”を目指すのが、このアプリを楽しむ醍醐味だ。

「当社の技術と知識があるからこそ、開発できたアプリだと自負しております。運賃計算のルールに則りつつ、最短距離時と運賃の差額をできるだけ発生させません」(長岡さん)

ここからは、実践編。一体どのようにユーザーを導いてくれるのか? 筆者もこのアプリを使い、近場の駅を遠回りしてみよう。出発駅は「春日駅」(東京都文京区)で、到着駅は「渋谷駅」(東京都渋谷区)。「春日駅」から都営三田線に乗って「神保町駅」へ行き、半蔵門線に乗り換え、10数分で「渋谷駅」に到着するのが、一般的な経路だ。出発から到着までは、合計23分かかる。

では、「乗換案内norippa」で乗車時間を3時間に設定してみよう。

まず都営三田線に乗り、「水道橋駅」に向かわないといけないらしい。いざ、16時58分発の電車で渋谷までの小旅行へ出発!

出発地点の「春日駅」。

「水道橋駅」へは、ほんの2分で到着。ここから17時08分発の中央・総武線各停に乗り替え、なぜか「千葉駅」を目指していく。

千葉へ向かう直前の「水道橋駅」。まだ辺りは明るい。「水道橋駅」→「千葉駅」に要するのは、なんと1時間。ガタンゴトンと揺れながら各駅停車で千葉を目指す電車内は、はっきり言って混んでいる。帰宅ラッシュ時間にかぶっており、景色を楽しむつもりだった当初の予定はもろくも挫かれる羽目に……。

しかし、ここで発想を転換。忙しさにかまけ、今まで手がつけられなかった諸々に取り組む良い機会ではないのか? 幸い、筆者は鞄に書籍を忍ばせていたので、この機会に集中してページを読み進めることができた。薄い本なら、道中で一冊まるまる読破してしまうこともできるだろう。

ほかに、脳内で散乱する膨大な数のタスクを手帳片手に整理し直してみるのも良いかもしれない。もちろん、仮眠にもうってつけ。中断されることのない60分以上の睡眠時間が出現するのだから、夜更かしの続くビジネスパーソンにとっては思わぬプレゼントに違いない。ぜひともスマホばかりに気を取られず、またとない長尺のフリータイムを有効活用していただきたい。「家に帰って寝ろ」という指摘はあえて受け入れない。電車で寝るのがいいんです。

というわけで、意外にも充実した時間を過ごしながら「千葉駅」に到着。駅ホームから外を望むと、すでに辺りは真っ暗であった。

っていうか、都内で渋谷へ向かうだけなのに、なぜだか千葉まで来ている不思議……。だが、これだけの遠回りをし、駅構内の案内表示を見ながら目的地を目指す。図らずも列車の旅は、忙しない日々が続く現代人にとって、新鮮なアクセントになるはず。筆者も幾分、ドキドキしている。

この「千葉駅」から、今度は外房線に乗って「蘇我駅」へ向かう。所要時間は、6分。あっという間だ。

そして、いよいよ折り返し。今度は50分かけて、京葉線で「東京駅」を目指すのだ。車内で窓の外を眺めると、「船橋」と書かれた看板が見えたり、確実に県境を越えたことが実感できる。そんなこんなで、「東京駅」に到着した時刻は19時20分を過ぎていた。

エンディングは、「東京駅」→「渋谷駅」という馴染み深い経路。もはや、緑色の山手線車両を懐かしく感じる域に達している(画像はイメージです)

19時54分、とうとう「渋谷駅」に到着。所要時間2時間56分、総額339円の旅を無事にやり遂げた!

駅の外を出ると、そこはネオン輝く完全な夜の街だった

この日、筆者が道しるべ代わりにした「乗換案内norippa」だが、ただ単に遠回りルートを提示するのではなく、きちんと”一筆書き”のルートが案内されるところが強みだろう。行き帰りの経路において、同じ駅は2度以上通らないように考慮されている。

「意外に難しいことをやっているアプリなので、詳しい人には『よく作れましたね』と驚かれます。実は、技術的になかなかできないことを瞬時にやっているんですよ(笑)」(長岡さん)

ユーザーからは、「エイプリルフールはもう過ぎてるしw」「誰得?」「こんな遠回りw」といった感想が寄せられているそうだが、「真面目なイメージしかないジョルダンだからこそ、それを払拭したい。『変なものを開発した』と思われようじゃないか!」というモチベーションが同社にはあったようで、技術的にもリアクション的にも目的はしっかり果たしている模様。

今回は無駄に大きな遠回りを敢行した筆者だが、上手に使えばカフェ代を浮かすなど、有意義な活用も不可能ではない。技術的にも実用性に関しても、ひそかにレベルが高いアプリであった。

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