「AQUOS SERIE mini SHV31」の開発を担当したKDDI プロダクト企画本部の鈴木英二
選べるauの春モデルの中でも、コンパクトさが際立つのが「AQUOS SERIE mini SHV31」だ。「V」が付く型番からも分かるように、au VoLTEにも対応する最新機能がコンパクトなボディに詰まっている。その魅力のポイントを、KDDI プロダクト企画本部の鈴木英二に尋ねた。
ポイント【1】
幅63mmのコンパクトボディに広がる大画面
「AQUOS SERIE mini」。カラーは、シアン、マゼンタ、ホワイト、ブラックの4色
コンパクトなのに全部入り。シャツの胸ポケットにもすっぽり収まる。男性ユーザーの希望に応えてブラックも用意
AQUOS SERIE miniを手にした人が最初に感じるのは、ボディがコンパクトなことだろう。最近のスマートフォンの画面は、5インチは当たり前、5.5インチや6インチといった製品もあるのだが、どうしても手の小さな人には持ちにくい。手が大きくても片手で持って画面の端までタップするのは難しい。「女性を中心にコンパクトなスマホへのニーズは高いと考えて製品化しました。今回は、コンパクトなスマホを望む男性ユーザーの声にも応えて、どんなシーンでも使いやすい”ブラック”をカラーバリエーションに採用しました。シアン、マゼンタ、ホワイトとの4色で、多くの方に使っていただけると考えています」と鈴木は語る。
ボディはコンパクトでも中身は充実している。まずディスプレイは、4.5インチのIGZOを採用。コンパクトなボディいっぱいに画面が広がる「EDGEST」で、小型化と大画面を両立している。「周囲をラウンドさせて、コンパクトである上に持ちやすさも追求しています。また、フロントパネルを加色し、デザイン性をアップさせました」(鈴木)
ポイント【2】
auの最新ネットワーク機能を凝縮
小型のボディの機器というと、機能や性能で我慢を強いられることも少なくない。しかし、AQUOS SERIE miniは違う。auの最新のネットワーク機能をフルに搭載しているのだ。キャリアアグリゲーションに対応した4G LTEに加え、WiMAX 2+、高音質な通話ができるau VoLTEにも対応している。LTEを含む国際ローミングも可能だ。鈴木は、「コンパクトなのに全部対応しているところが魅力です」とアピールする。
au VoLTEでは、対応機種同士でスマホの画面やカメラ画像、手書き、現在位置を共有できる「シンクコール」の新たな楽しみ方「シンク機能」に真っ先に対応した。「発売済みのau VoLTE対応スマホは、アップデートでシンク機能に対応するのですが、AQUOS SERIE miniはシンク機能に最初から対応しています。すぐにシンクコールの新しい共有体験を楽しんでもらえます」(鈴木)
au VoLTE機能紹介ムービー「シンクコール」
ポイント【3】
新体験「エモパー」で、スマホと”ココロが通う”ことがあるかも
最初に誕生日や性別などを登録すると、その後は自分でスマホのセンサーからの情報を使って学習している「エモパー」機能
エモパー機能が、「日経平均」が自動表示。ユーザーの生活状況に合わせて、画面に表示してくれたり、自宅にいる時は、”話しかけて”くれる
AQUOS SERIE miniには「エモパー」と呼ぶスマホの”ココロ”が搭載された。利用者のシーンに応じて、スマホが自分から話しかけたり情報を提供したりしてくれるのだ。エモパーの種明かしをすれば、シャープ製の家電製品に搭載されている人工知能の「ココロエンジン」をベースに、スマホ向けに開発したエンジンを採用している。その人工知能の働きでスマホが自分で状況を判断して、話しかけたり情報を表示したりするというわけだ。
エモパーは、最初に利用者の誕生日や性別などを登録すると、その後は自分でスマホのセンサーの情報を使って学習していく。例えば、自宅や勤務先といった場所を行動から認識し、自宅にいるときにスマホを机に置くような動きをしたときにだけ「話しかけてくる」。外出先や勤務先と判断したら、声は出さずに画面に近隣のスポット情報や天気予報、鉄道の情報などを健気に表示してくれる。
「このエモパーは利用者から問いかけることはできません。その代わり、エモパーのほうから話しかけてくれるのです。朝は”雨が降りそうです、傘は持ちましたか?”、帰宅すると”お疲れ様でした”といった具合です。帰宅したときに話しかけてもらえたら、一人暮らしでも友だちができたように感じるのではないでしょうか」(鈴木)。
エモパーには、男女を想定したキャラクターが設定できるのだが、今回auスマホにエモパーを搭載するに当たって新キャラクターが登場した。少し上から目線の情熱的なキャラ「おれんじん」だ。auの情熱が「おれんじん」を通じて伝わってくるかもしれない。
エモパーのあるスマホライフ
ポイント【4】
スマホを持つだけで操作できる「グリップマジック」をコンパクトモデルに初搭載
スマホを手にしただけで、自動的に画面が点灯して時刻などを確認できるといった、新感覚の操作を提供する「グリップマジック」。AQUOS SERIE miniでは、auのコンパクトスマホとして初めてグリップマジックを搭載した。鈴木は「持つだけで画面が点灯したり、握っている間は画面が回転しないようにしたりできます。地味な機能ですが、慣れるととても便利な機能です。センサーのチューニングを追求して、従来モデルよりも使いやすくしました。au +1 collectionにはグリップマジック対応のカバーもありますから、カバーをしてもグリップマジックの便利さを体験してもらえます」と語る。
スマホを握ると自動的に画面が点灯する「グリップマジック」機能。この機能により、電源キーを押す手間が一つ省ける。
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コンパクトなボディには、まだまだ魅力が詰め込まれている。ハイレゾに対応したオーディオ、逆光に強いリアルタイムHDRなどで手軽にきれいな写真が撮れるカメラはその代表だ。高精細なビデオが撮れる4K/2K動画撮影にも対応し、将来に向けて美しい映像を記録することもできる。そんな高機能で高性能なマシンが、エモパーで”ココロ”を持ったかのように話しかけてくる。手のひらに乗るほど小さなAQUOS SERIE miniが、才能豊かで頼もしい友達になりそうな予感がしてきた。
参考
「AQUOS SERIE mini」製品ページ
【ニュースリリース】au VoLTEに対応したコンパクトサイズのハイスペックスマートフォン「AQUOS SERIE mini」
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