今や日常的なネットサーフィンやビジネスツールとして、Google検索に頼りっぱなし。身近すぎる存在ゆえに、あなたはGoogleのすべてを知ったつもりになっていないだろうか?
今回は前回の【基本編】をさらにステップアップさせ、レポートやプレゼン資料作成といった場面において役立つ検索手法を【上級編】と位置づけて紹介していく。Google先生の底知れぬ力をとくとご覧あれ!
1.「ワイルドカード」検索
あるフレーズで部分的に記憶があいまいな箇所がある場合は、その部分にアスタリスク「*」を置き換えて検索すれば、なんと全文が表示される。例えば、『ドラゴンボール』の有名なセリフ「”わたしの戦闘力は*です”」を検索すると「わたしの戦闘力は530000です」と検索結果に表示される。ど忘れが多い人に重宝されそうだ。
2.「filetype:」ファイル形式検索
「:」の後に閲覧したいファイル形式と内容を指定できる検索方法。PDFファイルなら「filetype:pdf 経営計画」、ワードファイルなら「filetype:word 経営計画」というように検索を実行すると、欲しい資料に行き着くことができる。過去の文献や調査データを閲覧したい場合、サイト経由ではなく直接データにアクセスできて効率的だ。
3.「intitle:」タイトル検索
Webページのタイトルに限定して、該当キーワードを含むサイトを検索できる。サイト名やニュースタイトルは、その内容を表す場合が多いので、「intitle:最新スマホ」などと検索すれば、いち早く情報を収集できる。キーワードを複数指定したいときは、「intitle:」を「allintitle:」に変えて、キーワード間にスペースを入れて検索してみよう。
4.「cache:」キャッシュ検索
見たいページにアクセスすると「File Not Found」や「ページを表示できません」といった表示がされることがある。そんなときは、Google側がサイトを一時的にバックアップしている仕組み「キャッシュ」を利用した検索の出番だ。見たいサイトのURLの「http://」を例えば「cache:time-space.kddi.com/index.html」と、「cache:」に置き換えて検索を実行すれば、ページを閲覧することが可能になる。
実はこれらもgoogleの能力のほんの一部でしかない。まだまだ驚くべき力が備わっている。紹介した基本編と上級編を押さえておくだけでも、検索精度に格段の差が生まれるので、ビジネスに、実生活にうまく活かしてみてほしい。