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メールを送る相手への配慮にもなる。「データ圧縮」

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写真:ペイレスイメージズ

「圧縮」本来の意味は、「物体や気体に圧力をかけて、容積を縮小させること」(スーパー大辞林)。ここから転じてコンピューター関連の用語としては、元のデータの意味を保ったまま、容量を削減することを指す。

なぜ、データ圧縮が行われるかというと、メールへの添付などによってデータのやり取りをする際、その容量が大きいほど回線に負荷をかけたり送受信に時間がかかったりしてしまうため。圧縮という容量を小さくする”ひと手間”を加えることで、スムーズにやり取りできるようにするわけだ。代表的な圧縮形式・ソフトとしては、「.zip」「.lzh」などが知られ、Windows(Win)、Macともに「.zip」がデフォルトで搭載される圧縮ソフトとなっている。

圧縮する方法は、Winであれば右クリック、Macの場合は「副ボタンのクリック」(右クリックや2本指でのクリックなど。Winの右クリックにあたるもので「システム環境設定」→「トラックパッド」で設定できる)でコマンド一覧を表示させる。複数のファイルを圧縮したいときは、WinであればCtrlキー、Macはcommandキーを押しながら選択。そして、「圧縮(.zip形式)フォルダー」(Win)、「○○(ファイル名)を圧縮」(Mac)を選べば圧縮できる、という流れだ。

Macの圧縮時における操作画面

前述の通り、データをスムーズにやり取りをするのが圧縮の大きな目的だが、データを受け取った人に対する配慮という意味でも、圧縮した方が良い場合がある。というのも圧縮する場合、1つの「圧縮フォルダ」が作られるため、複数のファイルがそのフォルダにまとめられる。メールソフトによっては一括で添付ファイルをダウンロードできるコマンド(操作)もあるが、送付相手が保存した情報をハードディスク上で見つけやすくするために、圧縮であらかじめフォルダを作っておくことは有用な方法といえるだろう。こうした利点にも留意しながら、ぜひ圧縮をご活用いただきたい。


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