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ガラケーとスマホの”いいとこどり”の「AQUOS K(SHF32)」。使い心地をチェック!

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スマートフォンの保有率は53.5%、対してフィーチャーフォン(いわゆる「ガラケー」)は28.7%――総務省が発表する『情報通信白書』には、以上のデータが記されている。同白書では「世界でも類をみないほど高度に進化した、いわゆる日本のガラケー文化が現在でも一定の支持を得ていることが考えられるほか、高齢者等通話や電子メールを中心に使うユーザーにおいて、フィーチャーフォンに対する高い評価もうかがえる」とまとめており、日本におけるガラケーへの根強い支持が、これらの点から読み取れるだろう。

auの2015年夏モデルとして発売された「AQUOS K(SHF32)」は、ガラケーとスマホのいいところを兼ね備えた4G LTEケータイ(ガラホ)の1つだ。見た目はガラケーとまったく同じ。しかし、Android™ OS搭載という点では「従来のガラケーとは操作感とか違うのでは?」といった不安の声もあるだろう。そこで、このAQUOS Kと、独自OSを搭載した「GRATINA2」を同時に使いながら、ガラホはガラケーとどこが同じでどこが違うのか、検証した。

操作感はガラケーとまったく同じ


ガラホ「AQUOS K(SHF32)」(左)とガラケー「GRATINA2」(右)。AQUOS Kの見た目はもちろん、大きさもほぼ同じだ

前述のとおり、「AQUOS K(SHF32)」とGRATINA2の外観、そして大きさはほぼ同じで、どちらも折りたたみ式のいわゆる「パカパカケータイ」。うん、この安定感、落ち着きます。そんなAQUOS Kのパカパカを開けば、まことにガラケーらしいテンキーとディスプレイが現れる。つまり、操作性はガラケーと同じ。文字入力はテンキーを介して行い、さらに「カーソルキー」「電話帳キー」「ブラウザキー」など機能ごとのキーが存在するのも安心感につながっている。

操作性に関しては、「スマホを使っている人には、いちいちカーソルボタンを押すのは面倒に感じてしまうかも……」といった声も挙がるかもしれないが、AQUOS Kの場合は物理キーの上を指でスライドさせることで、カーソルを動かせる「タッチクルーザーEX」という機能が搭載されている。これがなかなか優秀で、ブラウザでカーソルキーを長押ししてから指を動かすと、画面の上下スクロールが可能なほか、AQUOS Kで撮影した写真を確認するなどの際は、スマホと同様にピンチイン/ピンチアウト(2本の指を使っての、画面の拡大/縮小)することも可能。また、ブラウザの文字が小さく見づらい場合は、テンキーの6を押すことで簡単に文字を拡大(小さくするにはテンキーの4)できる。実はこの機能、お客さまからの声で実装されたという経緯がある。

実は料金もガラケー並み

なお、操作感だけではなく料金もガラケー並みとなっている。1,100円分の無料通話付き通話プラン「VKプランS」とデータ定額プラン「ダブル定額(VK)」、そしてインターネット接続料を合わせた最低料金は1,798円。知らず知らずの”データ使いすぎ”も気になるところだが、ダブル定額は料金の上限(4,200円)があるのでご安心いただきたい。

従来のガラケーとの違いは……? アプリ利用やWi-Fi接続が可能に


AQUOS KからLINEを利用。操作画面は視覚的にスマホとまったく同じ。もちろんスタンプも送信できる

AQUOS Kがガラケーと同じ感覚で使えることはわかった。では、従来のガラケーより進化している点は、どこだろうか?

まずOSがAndroid™であることによって、スマホアプリのインストールが可能になった。そのなかでも特筆すべき点は、LINEアプリが利用できるところだろう。筆者もLINEでのやり取りを試したが、メッセージやスタンプの送受信はスマホ版との違いを感じなかったし、音声通話もできる。

また、パケット料金はダブル定額である点を前述したが、Wi-Fi接続もできるので、倹約を第一に考える人であれば自宅や勤務先などの無線LANに接続することにより安心感を得られるはずだ。


YouTubeなどにアップロードされている動画も、スマホと同様にサクサク閲覧できる

さらに、これまでのauフィーチャーフォンは3G端末であったが、「AQUOS K(SHF32)」は4G LTE対応。また、auのケータイとして初めてVoLTEにも対応した。そのため、「AQUOS K(SHF32)」同士、あるいはVoLTE対応のauスマートフォンと通話するときの非常にクリアな音質や、スピーディーなネット接続が実現されている。GRATINA2でも通話したが、この点ではAQUOS Kが大きく勝ると感じた。

使い心地はガラケーそのままに、スマホの長所も取り入れられた4G LTEケータイ「AQUOS K(SHF32)」。ガラケーに愛着のある人はもちろん、スマホからガラホへ替えた人、さらに通話はガラケーを使いたいという「2台持ち」希望の人などにも、使い勝手の良い端末といえそうだ。

※掲載されたKDDIの商品・サービスに関する情報は、掲載日現在のものです。商品・サービスの料金、サービスの内容・仕様などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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