ボディマネジメントの手段として最近よく耳にする”糖質制限”というワード。三大栄養素である炭水化物、たんぱく質、脂質のうち、特にカラダの脂肪の原因となる、炭水化物に含まれる糖質の摂取量をコントロールしてダイエットするメソッドだ。
従来のダイエット方法と大きく違うのが、食べる量そのものを大きく制限するのではないということ。糖質の少ない肉や野菜は食べても大丈夫なので、比較的、食事制限などの負荷が少なく、一大ブームとなっている。
しかし、ひと言で食生活を管理といっても、初心者には何をどうすればいいのか分からない人も多いはず。糖質制限ダイエットが従来のものよりもストレスが少ないとはいうものの、これまでの怠惰な生活を踏まえると目標達成できるか心もとない。
そこで強い味方になってくれるのが、スマートフォンのアプリ。本格的な夏が到来し、ボディラインの目立つ季節となってきた。この状況を利用して、糖質制限生活を送ってみた!
糖質制限生活をスマホのアプリで管理する
日本人の食事摂取基準での1日の糖質必要量は260gとされているが、いきなりまったく糖質を取らないライフスタイルに変えるとストレスも多い。ということで、1日の糖質摂取量を約半分の120gを基準として設定し、まずはほどほどで実践することに。
まず理解すべきは食品に含まれる糖質量。ご飯一杯(約170g)で糖質量は50gにもなる。それにしても主食であるご飯、麺類の糖質の多さといったら……。ラーメン(約55g)+半チャーハン(約30g)のダブル炭水化物の組み合わせが、ダイエットの大敵ということが理解できる。
糖質制限生活で活用したアプリを紹介!
■The 糖質制限(120円/iPhone、iPad)
日々の糖質量の管理に役立つアプリ。まずは糖質制限ダイエットでいちばん大事なことは、食材や食事メニューにどのくらい糖質量が含まれているかを理解すること。
食材に含まれる糖質量を計算して算出してくれる機能が秀逸。自宅はもちろん、外出時でも気軽にチェック。
糖質量だけではなく、脂質や食物繊維などの栄養素も一目瞭然で算出してくれる。
■糖質カウンター(無料/iPhone、iPad、Android)
自身のカラダに合わせてプランニングしてくれるアプリ。スタート前に自身の目標や身長、体重などの基本情報を入力。それをもとにカロリーや糖質量を設定してくれる。日はもちろん、週や月などの合算で管理するなどカレンダーでしっかり管理して、メリハリある制限をするのに役立つ。
モチベーション管理のためにも日々の目標設定は欠かせない。グラフ機能で日々の糖質摂取量を管理できるのが便利! 毎日の体重、カロリー推移もグラフ表示されるので、糖質管理だけでなく体重管理にも。
■低カロリーメニュー検索Mealthy(無料/iPhone、iPad)
外食時、特にランチはセットメニューが多いため、どうしても糖質を制限するのが難しい。そこで役立つのがこのアプリ。外出先でも自身の所在地から徒歩5分圏内のダイエットに最適な店を検索してくれるから、困ったときはこれで検索。
3つのアプリを駆使して、糖質制限生活を実践した結果は?
約2カ月の糖質制限生活での効果は体重がマイナス4kg。糖質摂取量を日々管理する必要はあるものの、アプリを活用することでそこまで手間にはならず、食事量もしっかりとれて、ハードなトレーニングをするわけでもなかったので、そこまで過酷ということはなかった。
正直、もう少しストイックに取り組めばもう1〜2kgは落とせたのではという気も……。とはいえ、効果が望めることはある程度実証できたので、興味がある人はぜひ試してもらいたい。