桜前線も絶賛北上中! それぞれの「卒業」が終わり、新しい生活への具体的な準備が始まる。そんな別れと出会いの季節を象徴するようなムービーをお届けします。
舞台はある地方都市、物語は「明日、息子がこの街を出る」という母親のつぶやきから始まります。おもいでと、別れと、その先にあるものを描いた、とてもほっこりする作品です。
大学進学で実家を出る準備中の息子。ガムテープと油性ペンのありかがわからない。で、お母さんに頼る。お腹すいたとか言われて、母、まんざらでもない様子。つかず離れず、ほどよく仲良しな感じですね。
荷造りの手を止める、おもいで
息子に請われて荷造りの手伝いをする母。ガムテームとかがしまわれた引き出しを開けたら、古い写真などに出くわしてしまう。で、ついついしみじみしてしまう。……引っ越しとか、お部屋の掃除の時に、こういう経験って誰にでもありますよね。古い雑誌を読み込んでりして、「あの頃渋カジ流行ってたよなあ」「ルーズソックス履いてたなあ」なんて。
それが、旅立つわが子の写真となればなおさら感慨深いものです。
あんなにエラそうな息子。ついこのあいだ生まれたばっかりだと思ってたのに。なんか写真古いね。
ハイハイしてたかと思ったら……自転車! 初めて補助輪なしで乗れた日は超うれしかったものです。軽く大人の気分でした。
お誕生日おめでとう! 写真を撮るときにはご機嫌でVサイン。小学生男子の基本です!
が、思春期を迎えたら、カメラを向けるだけで嫌な顔。「うざいよ」……って、これも男子誰しも経験あります。
そんなこともこんなこともあって、おめでとう。そして親元を離れるという流れに。いやあ、人生、超ハヤイ!
おもいでに出くわすための「あること」
見ていると、まるで短編映画のような風合い。それもそのはず、メガフォンをとるのは、タナダユキ監督。映画『ふがいない僕は空を見た』、『四十九日のレシピ』、『ロマンス』などで、ごく普通の人生に横たわる悲喜こもごもをリアルに、でもポジティブに描いた監督が、どこにでもある春の別れの一場面を切り取った作品になりました。
実はこの作品のキーとなっているおもいでの「写真」。アルバムブックに貼りつけられた、紙に焼いた写真ではありません。もしかしたらみなさんの使い古したアレの中にも、思いがけなく懐かしい写真が眠っているかもしれませんね。
春は別れの季節。一緒に振り返ることができるおもいでがたくさんあればあるほど、人間関係は濃くなり、別れは辛くなるもの。でもそれで終わりではない。旅立ちがあり、別れがあるから、また会える。離れていても、コミュニケーションはできる。そして、旅だった先にもまた新たな出会いがあり、そこでも新たなおもいでが積み重ねられてゆく。
「別れがあるから、また会える」のです。
出会いや別れという節目はもちろん、全然なんでもない日常も、のちのち振り返れば意外に大事なおもいでになっていたりもします。そうした一瞬一瞬に、そばにいられるといいなというKDDIのおもいが伝わればうれしいです。
ケータイの歴史を約30年分振り返りつつ、それぞれの時代のカルチャーや流行を振り返ることができる特別サイト「おもいでタイムライン」もスタートしました。
押し入れにしまった秘密の箱を開けるような「懐かしさ」と「あるある」に、しばし浸ってみてください。
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