ネット掲示板などに投稿されている、漫画の吹き出しの改変。画面を見て、思わず笑ってしまうような面白い「作品」も多数掲載されているが、このような改変は著作物を侵害することにつながるので、原作者が二次利用の許可を宣言していない限りは、「自分もつくってみよう」と行動に移してしまってはいけない。
アプリ「コミコミ」でライターが制作してみた ※クリックで拡大
一方、10月7日にリリースされた「コミコミ」は、漫画の1コマのセリフを自由に書き換えられるアプリだ。配信しているのは、出版社の講談社と小学館の合弁会社であるコミック・コミュニケーション株式会社。作者・出版社が同アプリでの二次利用を認めているので、講談社であれば『少年マガジン』『なかよし』、小学館ならば『少年サンデー』『Sho-Comi』といった漫画誌に掲載されている人気作の吹き出しを、自由に書き換えることができる。
現在、配信されているネタ元の漫画は、講談社から『行け! 稲中卓球部』『寄生獣』、小学館からは『医龍』『焼きたて!! ジャぱん』など。今のところ29タイトルが利用できるが、順次、配信する作品を増やしていくという。
アプリでセリフを書き換えた1コマは、自身のスマホに保存できるのはもちろん、ツイッターやフェイスブックと連携させることでSNSへの投稿も可能。また、LINEスタンプとしても利用できるから、伝えたいメッセージをキャラクターに「言わせる」といった遊び方もできる。
そこで、実際に筆者もこのアプリを使ってみた。題材にしたのは、お金をテーマにした野球漫画『グラゼニ』の主人公、凡田夏之介が自分の発言に悩むシーン。コマを選び、吹き出しをタッチすると、即座にセリフを書き変えることができた。文字入力窓の横にある「Style」というボタンを押すと、フォントの大きさや種類、タテ組・ヨコ組を選択することもできる。
また、画面の一番下にツイッター、フェイスブック、LINEのアイコンがあるので、文字入力を終えてすぐに投稿することが可能だ。
同アプリは、KDDIのサービスとも連携中。KDDI Eメール(@ezweb.ne.jp)のアプリで、「コミコミ起動ボタン」を押すことで、漫画の1コマをメッセージ画像として送信できるので、試してみてはいかがだろうか。
関連リンク(外部サイト)
COMI2
KDDIニュースリリース「心に残る漫画の名シーンを使ってEメールをもっと楽しく! 新感覚コミュニケーションツール『コミコミ』とKDDI Eメール (@ezweb.ne.jp) の連携について」
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