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6歳からプログラミングを楽しく学べる知育玩具。小型ロボット「Ozobot」

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ピンポン玉よりやや小さい小型ロボットが、紙に描かれた黒い線を読み取り自動走行する。かわいらしさがウリに思えるこのロボットは、2014年に米国Evollve Inc.によって開発された「Ozobot」だ。ライントレースと呼ばれる機能を持ち、紙やタブレット上に描かれた線を読み取り走行する。そして、「OzoCode」と呼ばれる、赤、緑、青を組み合わせたコマンドを読み取らせると、方向転換や一時停止、進行スピードの調整までをも命令することができる、本格的なプログラミングロボットなのだ。

デジタル世代向けの新たな知育玩具

進路が描かれた付属のシートを用いて遊ぶだけでも楽しいが、水性マジックなどでOzCodeの組み合わせを自分で描き、その上を走らせて遊ぶというだけで、PCを使わないアンプラグドな環境でプログラミング教育を基礎から学ぶことにもつながる。そのため、デジタル世代といわれる現代の子どもたちにとっては革新的な知育玩具と言っていいだろう。

メーカー対象年齢も6歳前後で、実際にアメリカや韓国の学校では既に教育現場に導入された例もあるという。つまり、これまで敷居が高かったプログラミングへの入り口をグッと近づける学習教材としても大きな注目を集めているのである。

GoogleBlocklyを採用した「OzoBlockly」の追加でプログラミングを実用

2015年に開発された第二世代「Ozobot Bit」では、Googleが提供する、ブロックを組み合わせるようにプログラミングを構築するビジュアルプログラミング言語「GoogleBlockly」を採用した「OzoBlockly」が追加された。これにより、タブレットやPC上の専用アプリで作成したプログラムを本体に読み込ませ、より複雑な操作ができるようになったほか、アプリ内のJavaScriptプレビューモードでは、テキスト型のプログラミング言語に変換されるので、プログラミングを実用するという部分でもきちんと学習できるようになった。

現在、日本国内でもAmazonにて正規販売を開始。USBケーブルで簡単に充電できるので、購入後すぐに遊ぶことができるという簡易さも魅力だ。海外ではカバー部分に目を書いたり、色を塗ったりしてカスタムを楽しむ子どもも多いとか。

積み木やブロックで想像力を伸ばすという時代はもう終わり。これからは、IoT時代に順応したこの「Ozobot」のような知育玩具が注目されていくだろう。

関連リンク

Ozobot 日本語サイト
Amazon 販売ページ

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