今年9月、九州大学で約1カ月間にわたり、講義資料を集約できる大学生向けwebサービス「Class Look」が試験導入された。受講者全員にタブレット端末が配布され、同サービスを使っての講義を実施。その後、10月から本格的に導入されている。
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「Class Look」は、主に企業向けにwebシステムの開発や販売などを行う、株式会社ビービーシステムの製品。講義資料を集約できるほか、資料にメモ書き、受講者同士でリアルタイムにコメントできるwebサービスだ。
ユーザーは、パソコンやタブレットを用いて「Class Look」を利用でき、教師が講義資料をアップすると生徒たちのデバイスに自動同期する仕組みになっている。資料は授業ごとに自動で分類されるので、管理しやすい。
また、「Class Look」上の資料にメモを取る際は、パソコンの場合はマウスを、タブレットの場合はスタイラスペンを使用すれば、自由に書き込むことができる。線の色や太さなどは好みで変更でき、書き込んだ内容を後から消すことも可能。なお、この画面上で、生徒はコメントすることができ、講義中分からないことが出た場合、資料を見ながらコメントできる。人前で質問するのが苦手な人は、重宝するかもしれない。
「Class Look」を利用すれば、資料を整理する余計な手間が省け、意見交換なども気軽にできる。また教師は、生徒のコメント内容を見ることで、講義の進め方や教え方にも注力することができ、授業自体の活性化にもつながりそうだ。
1人あたり月額5円(税別)で、大学単位で購入することができる同サービス。全国の大学で導入されれば、授業風景も変わってきそうだ。
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